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売らないセールスレター。

とあるLP制作のお仕事で、
セールスレターの制作が終わったところです。

ふぅ、とちょっと息をついたかと思いきや、
全面見直し、と、なりました。

この案件は、コンサルの方が
プロモーションや広告、集客や販売など
もろもろの作戦を練ってくれていて、

レターの流れも事前に
クライアントさんとコンサルの方に確認済だったので、
わりと形式的にわたしもレターを制作できていました。

しかし提出後、
クライアントさんからわたしに直接電話がかかってきて、
そこから3時間超の会話。

お話をうかがって、
全面見直しにしましょう、ということになったのです。

***

クライアントさんの想いは、このようなもの↓

●一言も、誰かをひっかけるような、
 買わせるような文言は入れてはいけない。
●販売元の真実と想いをしっかり理解してもらわない限り、
 販売はできない。(レターでそれは判断する)
●想いが伝わらない人には、商品を買って欲しくない。
●売ることは、全く目的ではない。

もうこれは、セールスレターではなく、
ただのレターです。
レターですらないかもしれない。

でも詳細を聞けば聞くほど、
商品と言うより活動全体の尊さに
わたしもすっかり魅了されました。

もうこれは、
キャッチコピーすらいらないですね、と、
LPには結構ありえないとは思いますが
すんなり合意。

***

なのでこの商品、
ほとんど販売を許されず、
もう15年以上販路が限られているのです。

たくさんの人がかなりチャレンジしてみたいですが
どれもNG。
回り回ってわたしのところにご縁があったのですが、
正直、通らないだろうな、、と思っています。

だけど、わたしはこのクライアントさんに、
今本当に感謝しています。

わたしはセールスレターを書くのは好きなのですが、
どうも「たくさん売る」を目的に押し出されると、
途端にエネルギーダウンするんです。

ぷす〜っと、空気が抜ける感じ。

だから好きだけど、向いてないのかな…って
落ち込むこともよくあって。

だけどこの案件のおかげで、
自分がセールスレターを書くスタンスが、
もやもやしていたのがスッキリしてきたのです。

それなりにセールスレターは書いてきたけど、
だんだん、変な色気が出てきたところもあったなと
思います。

もっとすっきりシンプルに、
大切なことを、
販売元の想いを言葉にすること。

やっぱりそれが、
わたしにとっては売れる売れないより
大事だなと、思いました。

***

これからめちゃ勉強してこのレターを書き直すのですが、
たとえダメだったとしても、
たぶんがっかりしないだろうなと感じています。

わたしに回ってきたご縁の意味も
感じていることができているので。

とはいえ、精一杯、がんばろう。

いただいたサポートを励みに、これからもコツコツ楽しく、がんばります✨ サポートいただけたらすごく嬉しいです😊