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「仕事」の位置づけ

「仕事」って、人それぞれどんなものであってもいいと、あらためて思った今日。

稼ぐためのもの、
生活するためのもの、
誰かの役に立つためのもの、
自分が成長するためのもの、
自分の好きなことをするもの

など。

世の中の風潮、というか、私がそういう言葉に過敏なのかもしれませんが、

「好きを仕事に!」
とか
「自分らしく働く!」

とか、そういう言葉が増えたように感じていて、正直ちょっと違和感。

「フリーランスなんだから、好きなことを仕事にしているんでしょ、いいねぇ」

なんて、言われることがあります。

多少の見栄もあって、「そうだよ」なんて言うこともありました。

だけど、私は好きなことを仕事にしているというより、嫌なことをしたくなくて、なんとかできることを磨いて仕事にしていたら、楽しくできるようになってきた、という感じなんですよね。

今も、仕事自体が好きだとはあんまり思わなくて、仕事を通しての出会いや経験が面白い、という感じ。

だって仕事って、やっぱりめんどくさいこともあるじゃないですか。
全てが好き、ってことはないと思う。

画家だって、絵を描くのは好きでも、パレットとか筆を洗うのはめんどくさいと思うんですよね。誰かにお願いするとしても、お願いする手間はありますし。

自分の描いた大切な絵が、売れるかな、批判されないかな、なんて不安もあるはず。想いを込めた絵だからこそ、批判されたらむちゃくちゃ悲しいはずだし。

そりゃあ、その人らしく、楽しく、大好きなことが仕事であるにこしたことはないのかもしれません。

だけど、そこには必ずと言っていいほど、めんどくさいこと、現実的な問題、乗り越えないといけない高い壁などもあると思います。

ビジネス的に言えば、そういう本当の地味な部分やドロドロした部分ってあまり出さない方が、集客がしやすいです。だから語られないことが多い。

とは言え、私も耳障りのいい言葉に踊らされたりしながらフリーランスになった部分もある。でも知らなかったその地味な部分やドロドロした部分を経験してむしろ、「おもしろ!」と感じたりもするもんだから、向いているんだろうとは思います。

最近は辛いことですらおもしろかったりするけど、慣れないうちはほんと辛かった。

辛いことに向き合った分、いいことはたくさんあるよ!ということも、言いたかったりする。

だけど、向き合わない、という選択肢を選んだっていいんです。

自分に無理をさせず、追い込まず、辛いことからは時には逃げてもいい。

好きなことが見つからないって嘆かなくてもいいし、今の仕事が好きになれなくてもいい。

チャレンジしてもいいし、失敗してもいい。

好きかどうか、楽しいかどうか、自分らしいかどうか、うまくいくかどうか、というより、「自分が納得しているか」「自分の腑に落ちているか」が大切だと思う。

どんな仕事だって、どんな風に働いていたって、素晴らしいものです。

そもそも、働いてたって働いてなくたって、人の価値は変わらず素晴らしいもんですしね。

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