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フリーランスの1つの、節目か

ここ何年も、学生時代の友人、会社員時代の友人には、全く会おうという気が起きませんでした。

もともと、同窓会的な感じの、思い出話にふけるのってあんまり好きではありません。

昔とは共通点がへり価値観も少しずつ距離がひらいた今、建設的な話ができる気もしなくて。

フリーランスになってからは特に、いちいち興味本位で話を聞いてこられたり、なんだかんだ言われるのもめんどくさいと感じていました。

どことなく後ろめたい、という気持ちも、ありました。

ところが、先日、初めておじいちゃんが夢に出てきたあたりから、ふとこれまでの感覚や、起きる出来事が微妙に変化したのです。

突然、10年振りの知り合いにバッタリ会ったり、学生時代の友人と話がしたくなったり、そんな時に友人から何年かぶりに連絡が来たり。

自分でもどういう変化だろう…と不思議に思いながらも、自分の中の、なにか1つの節目のような、区切りのようなものを感じています。

そんな自分の変化と合わせるかのように、地元の広島へ約1週間、帰省してきました。

お墓参りをし、親戚や両親と会い、もはや最後にいつ会ったのかも分からない大学時代の友人とも会い。

1つ1つの時間を満喫しながら、ここ1ヶ月くらいの変化や、思い浮かぶ過去の出来事や、地元の生活に、向き合ってみました。

湧いてくるのは、過去への愛おしい気持ちと、関わってくれた全ての人たちへの感謝でした。

どこかで私は、過去の自分を受け入れたくなくて、目を背けていたのです。

だからそれを彷彿させる過去の人や出来事にも、会いたくなかった。

とにかく、自分の道を進まなきゃ!と、フリーランスに対する焦りもあったのだと思います。

でも。

昔から知ってくれている家族はもちろん、友人や地元、そしてカッコ悪くて惨めで情けない過去の自分があって、今がある。

逆にいえば、それが無ければ今はない。
私は今の自分に、誇りを感じているんだ。

それがストンと受け入れられて、ぶわっ!と、感謝の気持ちでいっぱいになったのです。

惨め自分も失敗した自分も、かわいいじゃないか、なんて愛おしいんだ、がんばってくれてありがとう、なんて。

「とにかく自分の足で立たなければ」
「独立して失敗したとかなるのは、恥ずかしい!」

そんなふうに、思っていたところがあります。

でも今は、

「恩返しがしたい」

そんな気持ちで溢れています。
今の自分があるのは、これまで関わってくれた人たちがいたからです。

これまでやってきたこと、これからやっていくこと。
それを発信して必要としている人に伝えたり、誰かの役に立てるような自分になりたい。

そして、その姿を見て、大切な人たちに喜んでほしい。

そんな、心の奥からフツフツと、泣きそうになるくらい湧いてくるものが出てきています。

でも同時に、今の自分の小ささや無能さにもうなだれてしまいます。

恩返しなんてできるほどの人間かよ。
じゃあ具体的に、現実的に、なにをどやって返すんだよ。

とか。

だけど、日々のモチベーションというか生きる心持ちが、大きく変化したのを感じています。
仕事にもライフワークにも人間関係にも、もっと大切なものが込められていく気がするのです。

感謝にあふれる自分は、とてもあたたく感じることができます。

抽象的だけど、この変化が節目として、想像もしていない未来がやってくる気がしています。

noteで出会えた人にも、つながっている人にも、本当に感謝です。

いただいたサポートを励みに、これからもコツコツ楽しく、がんばります✨ サポートいただけたらすごく嬉しいです😊