フォロワー数をKPIにするのいい加減やめませんか?
こんばんは!
いきなりですが、、、みなさんの会社でSNSの良い悪いや優劣ってフォロワー数で見られたりしてませんか?
そのためフォロワー数、リーチ数、インプレッション数をKPIに設定されていませんでしょうか?
今回言いたいのは、、、
これ、本当にいいーーー加減やめませんか?
誰かこれを読んで賛同された方はいい加減やめましょう運動しましょう。僕が先陣きるので笑
前回のnoteでSNSを使って集客したいならお客さんのこと真剣に考えるべきと伝えました。
なぜやめた方がいいかというと、フォロワー数やリーチみたいな定量的な事ばかりをKPIにすると、どんどんお客さんとかけ離れて本質的じゃなくなるからです。
正直、僕のようなSNS担当からすると、フォロワー数やインプレッションで評価してもらえるならめっちゃ楽です。なぜなら数字なんていくらでもごまかせるから。
フォロー&RTキャンペーンをやってフォロワーを増やす。それで一定の量を取りきったら今度は他社との相互フォローキャンペーンやってフォロワーをシェアすればさらに増えるでしょう。
インプレッションやリーチを増やしたいなら、投稿数を増やせば当たり前ですが全体の数は増えます。
でも、自分の企業やサービスを好きな人がそんな運用してたらどう思いますか?絶対萎えますよね…
定量的な事だけをKPIにすればするほど、SNSで発信するコンテンツはフォロワーやお客さんとかけ離れていくと思います。
もっとマスにしたいとか、バズりたいとかって気持ちわかります。でも、コミュニケーションの取れてないアカウントなんてフォロワー増やしたって何も意味ありません。(情報出すだけのメディアアカウントなら話は別ですが)
仮にフォロワー100万いたってフォロワーとコミュニケーション取れてないアカウントはフォロワーにオススメや優先表示いつになってもされないです。
逆に数千や数万とかでもエンゲージメント高いアカウントってありますよね?
例えば、5万フォロワーで熱狂的なファンを持つ代表的なアカウントさんを紹介します。
◆MKタクシーさんhttps://twitter.com/MKofficial_PR
企業の一方的なPRやキャンペーンはせず、京都の魅力や猫好きさんとの共感を強めて、結果自社のブランディングを強化しています。
インプレッション数は広告やキャンペーンやってないのに数十万フォロワーを持つアカウントを超えます。
僕が最も素晴らしい企業アカウントと思っている一つです。
キャンペーンとか押し付けがましいPR一切やってません。でもフォロワーなら誰もが京都に行ったらこのタクシー会社を探すし、このタクシー会社を乗るし、きっとこのアカウントの話をするでしょう…
話戻りますが、じゃあ何を指標にすればいいのか?
僕がいつも決めているのは会社として重要な施策のポイントの時は、SNSを通じてこうなってほしいというビジョンを作っています。
『◯◯な状態』にするということを目標にします
ほんとにそれだけです。
例えば、うちはブランディング強化や集客を目的に芸能人やアーティストとコラボをします。
コラボを通じてフォロワーになった人には、コラボを通じて自社を好きになってもらう。
この状態を生み出すことを目標にし、それがいかにSNSを通じてアウトプットされているかを見ます。
だからコラボする芸能人やアーティストの事は徹底的に勉強したり、逆にフォロワーさんに教えを乞いたりしてコミュニケーション取りまくる。
その中で共感やコラボした企業への愛着を生み出せるコンテンツをどんどん出します。嘘やその時だけのパフォーマンスじゃなく、コラボした人の誕生日にはおめでとうツイートもずっとしてます。本気で応援してるから。
もういつの間にか本当にただのファンになってることも…笑
そして、コラボを通じて繋がったフォロワーさんが自社を好きになったかどうかを確認する方法はシンプルです。
①コラボが終わった後に自社の投稿に対してのリプやUGCはどんな発信が生まれていたか?
上記のような投稿をしてもらえたらコラボした甲斐が心から本当にありますよね。コラボを通じてそのタレントやアーティストをフォロワーさんと一緒に応援できたんですから!
②コラボが終わってフォロワーがいかに減らないか
この二つです。①については写真のようにこちらが携帯画面に思わず頭を下げたくなるような感謝のコメントや、フォロワーさんのSNSでの自主発信がどうされているかを見ます。
②については、たいがいのコラボが終了した途端にフォロワーが激減します。これをいかに減らないかが、唯一の定量的なKPIになります。
もちろん、フォロワー数は増やすべきだし、増えた分はリーチも上げなければいけません。
しかし、それを実現する近道はフォロワーのことをいかに考えるコンテンツを作り出すかだと思います。
そうなると、SNSだけでなくコラボ全体の企画も何をすべきか変わってきますよね。
何度でも言いたいのが、SNS使って集客したいならお客さんのことをもっと考えましょうよ。
それにも関わらず、出すことが目的なフォロワーさんを無視したPR投稿を強いられることがSNS担当にはあります。それをいかにPRぽくしないかがそっちの仕事だろうと。
でもSNSって嘘がバレる、嘘がつけないものなんです。
短期で結果を出せるSNSなんてありません。
兼務で地道な努力をコツコツやっているSNS担当者をどうか見守りつつ、定量的な部分じゃないポイントを会社全体で見て支えてもらえると幸いです。
僕は数多くのSNS交流会で担当者と話しますが…共通していうSNS担当者あるあるは以下です。
①社内理解がない。(もしくはわかったふり)
②何をやってるのかわからんと言われる。
③フォロワー数ばかり見られる
④ノウハウを当然のように共有できると思ってる。人につく仕事と思っていない。
⑤効果を可視化できないからと評価が上がらない
PS.うちはかなり自由にさせてもらえてますので、文句ではありません。SNS担当者の頑張りと能力を評価されるようになってほしいからです。
うちはアルバイトを募集する際に求人サイトなどはもう使ってません。SNSで募集すれば多くの方から応募があるからです。
SNS上でのコミュニケーションを通じて興味を持ってもらえてるからです。
これって本当に嬉しい!
PRだけでない効果が、SNSを通じて生まれてますよ!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?