家の価値を高める、格式とエレガントを極めたエクステリア
施工前の状態。
洋風のシンプルな外観ですが、道路面とレベル差がほとんど無く、物理的な距離感が感じられます。
通りの目線も気になりそうです。
そして、こちらが完成したエクステリア。
コンセプチュアルに計算された景観が生む華やぎと上質感
やわらかな白一色の外壁に格調高いアイアン門扉がシンボルマークの木田様邸。
シンプルな洋風住宅を引き立てるのは、気品漂う外観。
華やかさと落ち着き、その絶妙なバランス感覚が感じられるデザインが街中でも存在感を放ちます。
建物が出来上がり、外構を検討するにあたって施主様が念頭に置かれたのが、建物の品性をよりいっそう高めてくれるようなデザイン性。
いくら上質な家が出来上がっても、外構が残念では貧相に見えてしまう。
家との絡みを考えた時、外構は家の価値すら決めかねない部分、という実に明解な答えをお持ちでした。
それだけに、仕上がった外構、お庭から感じられるのは完成度の高さ。
伝統的な欧風スタイルを踏襲しつつも、曲線や緑を要所に取り入れ、「癒し」に満ちたやわらかな景観や趣向の凝らされた仕掛けに富んでいます。
そこには家の価値を高める絶妙な計算が感じられます。
お庭を有機的、永続的に繋ぐ流線形のライン
木田様邸のお庭には大きく優美な弧が何本も描かれています。
よく見ると、それがアプローチやお庭、テラスなどを大胆に、そしてさりげなくゾーニングしていることに気付きます。
門から玄関へ抜け、広がるアプローチは驚くほど開放的。
アールに湾曲したステップはどこからでも上がることのできる、余裕を持った設計です。
テラスと緑鮮やかな人工芝に向かう動線にもこの曲線が流れるように続き、お庭には乱形石がふんだんに貼り合わせられたテラス、そして現れるのがレンガ積みのマントルを模したような壁泉。
絶えず壁をつたう水の流れは、非日常感を生み出し、ゆったりとした時間が流れます。
お庭のあちこちにはデコラティブなガーデンアクセサリーやパーゴラ。
施主様がお庭を存分に楽しんでいらっしゃるのが目に浮かびます。
バラやツル植物が這っていくと、さらに華やかな景色になって行くでしょう。
幾重にも描かれたダイナミックで緩やかなラインは、一つひとつの要素を有機的に繋ぐ役割を果たすと共に、生長していく植物との景観的な融合をもイメージしているようです。
これから更に美しく変貌を遂げるお庭、5年後、10年後の姿が楽しみですね。
伝統的な形式が生み出す緊張感と、鮮やかな色彩が生み出す安らぎ感
外壁に採用されたのはヨーロッパの宮殿などでよく見られる左右対称の伝統的な門構え。
黄金のギボシの装飾が施されたアイアン製の重厚な門扉と、外壁の天端を飾る忍び返しがアクセントとなり、格式のある雰囲気を醸し出します。
こうした門構えはエレガントでありながら、景観にキリっとした緊張感を演出します。
この緊張を和らげているのが、気品漂う白壁と華やかなエメラルドクオーツの舗装です。
門柱と白壁にはモールディング装飾を思わせる凹みを持たせた加工があしらわれ、無機質になりがちな外壁に立体的な表情を与えています。
天然石がランダムに貼り合わされたアプローチはお庭へ、そして玄関へと導きます。
景観をさらに安らげるのが自然樹形のシンボルツリーや、足元に植えられた草花のグランドカバー。
建物とアプローチ、塀と舗装の境界をこの繊細な緑がさりげなく区切り、ワンクッションの役割を果たします。
歩くたび、目に入る植物からは安らぎが感じられる心憎い仕掛けです。
格式のある外観からは想像の付かないほどの寛ぎに満ちた空間、このデザインの緩急が木田様邸のエクステリアに優雅な時間をもたらしているようです。
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