柔らかな表情が魅力の和モダンエクステリア

癒樹工房（ゆうきこうぼう）

2022年1月13日 18:40

施工前の状態。
和モダンなお住まいに合わせた、柔らかなエクステリアをつくりたいとお考えだった山野様。
植栽が生み出す温かさと、曲線のデザインがつくり出す柔らかさが融合し、お住まいがさらに引き立つエクステリアになりました。

そして、こちらが完成したエクステリア。

天然素材や曲線のデザインを多く取り入れ、柔らかく温かみを感じるエクステリアにデザインしました。

曲線が美しい駐車スペース

お車は玄関の近くにあると、日々の乗り降りや荷物の上げ下ろしが楽になります。
しかし、玄関前へと繋がる道はアプローチとして使える空間なので、車と人の動線が混在してしまうことがあります。
そこの動線をどのように分けるかがポイントです。

お車3台分の空間を確保し、駐車スペースの後ろ側はタイルポーチを造作。ここに段差をつけることで、空間に立体感が生まれ、人の動線がつくられます。
タイルポーチはアプローチだけでなく、ガーデンスペースへと広げ、アプローチとガーデンスペースという別々の空間を繋ぐ役割を持たせました。
アプローチが玄関前の小さな空間ではなく、大きな空間として広がりを感じることができます。

そして、山野様邸のフォーカルポイントになっているのが、乱形石貼りのデザインです。
鮮やかでピンク系の発色が美しいカミニートという天然石を使用しました。色味から感じる柔らかな印象とは違い、丈夫な石材なので、お車が乗り入れても問題ありません。

「和モダンなお住まいに合わせた柔らかなエクステリアをつくりたい」とお考えだった山野様のために、天然素材や曲線のデザインを多く取り入れ、柔らかく温かみを感じるエクステリアをご提案させて頂きました。

アプローチ兼駐車スペースには、ピンク系の発色が美しいカミニートという天然石を使用しました。

プライバシーを確保するためのデザインウォール

ガーデンスペースはご家族だけのプライベート空間です。
その部分はデザインウォールでしっかりと囲い、プライバシーを確保しました。
プライベートな空間でリラックスタイムを過ごすことができます。

圧迫感を出さないようにするため、全てを壁で囲うのではなく、枕木のポールをクッションさせ、視線を遮りながらも空間に抜けをつくりました。
デザインウォールの前は花壇スペースにすることで、視線が自然と植栽の方に移るので圧迫感を感じにくくする効果があります。

また、壁は波のようなアールのデザインにしました。
こうすることで、景観に変化が生まれ、それと同時に柔らかな印象を与えることができます。
白い塗りデザインウォールは単調にならないよう、デザインブロックをはめ込みました。

ガーデンスペースは屋根を設置したことで、外で過ごす時間が快適に。
また洗濯物を干したり、実用的なスペースとしても活用できます。

アプローチに使用した乱形石と色合いを合わせたピンコロ石で花壇を造作。アプローチ側とイメージが繋がるようにしました。

お庭の景観楽しむための縁側

大きな掃き出し窓から出られるように窓の前には、縁側をつくりました。
山野様邸は敷地内に電柱が立っています。
ガーデンスペースは使いやすいだけでなく、景観にもこだわってこそ、快適な空間になります。
窓から眺めた先に無機質なものを見せないようにするため、電柱の前にシンボルツリーを植えて視線が電柱ではなく、植栽に向くようにしました。
縁側に出ても、カーテンを開けても庭の景色を楽しむことができます。
四季を楽しめる変化に富んだガーデンスペースが完成しました。

柔らかな光に包まれたナイトエクステリア

夜はグランドライトが足下の灯火として、優しくご家族とお客様を玄関へと導きます。
グランドライトはタイルポーチにも埋め込み、壁面を照らしながら、アプローチを照らしています。
白いデザインウォールにエクステリアライトの光が反射し、空間全体を照らしてくれます。
室内からの眺めにもこだわった山野様邸のエクステリア。
暖色系の光が柔らかな空間をつくり上げます。

大きな窓から眺めるガーデンスペースは癒しの空間です。
夜は植栽の陰影が踊るガーデンスペースに。
シンボルツリーが夜もお庭の見所になっています。
シンボルツリーを照らすマリンライトは視線よりもずっと低い位置に取り付けているので、眩しさを感じることはありません。
マリンライトの可愛らしいフォルムが昼も夜もガーデンスペースのアクセントに。