うつってどんな状態なのかを自分を例に解説してみた。

眠るべき時間に眠気が来ない、そんな悩みと共に指を動かす。さて今日は何を書こう。そんなことを考えていて、「そういや私、うつについてはあまり話してなかったな……?」と思い、うつについて話すことに決める。

このnoteは何でうつになったのかでもどうしたら治るのかでもなく、うつになるとこうなる(雁屋の場合)というのを紹介するものである。うつは治らないものだが、よくなるためには病院に通い、出された薬を飲み、主治医の言うことを聞くしかないと思う。決してエセ医療を受け入れてはならない。

「助けてください! 何でもします!」は言う相手を選ばなくてはならない。医者と臨床心理士だ。何でもしますって言ったってできないこともあるが。

前提として

雁屋のこれは抑うつ状態である。さらに言うならASD(自閉症スペクトラム/アスペルガー症候群)の二次障害である。他の人とは全然違うものかもしれない。

さてそれでは、抑うつ状態の雁屋の身に起きたことを書いていこう。

デバフのオンパレード

デバフとはゲームにおける不利になる状態変化だ。例えば毒状態(毎ターン500HPが減る)や防御力ダウン、攻撃力ダウンなどがある。

雁屋はゲームと言えばFGOとどうぶつの森を中心に何個かやったくらいなのでFGO基準で話すことにしよう。

抑うつ状態とはデバフのオンパレードなのだ。ターン開始時に、攻撃力ダウン、防御力ダウン、NP獲得量ダウン、毒状態もしくはやけど状態を付与されている。しかもそれらのデバフを解除してくれる殺菌と殴りかかってくる姿が頼もしい婦長やHP回復とNPをくれる王の話が得意な花の魔術師のお兄さんはいないのだ。このクエストは単騎しか出撃できないのである。

さてこのデバフの内容をみていこう。

まず、外出ができない。食欲不振。睡眠のリズムがおかしくなり、夜寝る時には眠れないのに朝は眠いし起き上がれない。何とか昼過ぎに起き上がっても、とにかく眠い。立っていても座っていても眠い。

外出できても、途中でめまいやお腹を下すなどの不調にみまわれ、ひきかえしたりトイレにこもることになる。頭の中には常にもやがかかっている。コンビニで店員さんと全くテンポが合わないなどの不具合も起きる。食欲不振のなか、何とか食べたら吐き気がする。そうかと思えばお腹がすいて仕方ないときもある。基本外出中はめまいと頭にもやがかかっている感じがする。人の声もめちゃくちゃ響く。めまいや立ちくらみでスーパーでしゃがみこむこともある。

この状態で、通常通りのクエスト(日常)をクリアしろというのは無理だ。

執筆のための資料代にさせていただきます。