#012 裏アカ女子会と司
裏アカを半年ほどしたところで
同世代の女子友だちができてきた
近県に住むサキちゃん
スペースで仲良くさせてもらっていた
隣の県に住んでるから
頑張れば会えるじゃない?
と休みを合わせてもらい会うことにした
同市内に住む
しずかちゃんも一緒にいくことになった
運転手は司
これはとても心強い
その少し前にしずかちゃんとも
リアルお茶会をした
ネットでの友だちとリアルに会うのは
緊張する
しずかちゃんもそうだった
司以外は同世代なので
スペースではまた違った
盛りあがり方をしていた
約束の日
朝、司がわたしを迎えにきてくれて
しずかちゃんを家の近所まで迎えにいった
夜型の司だから
きっと早くからの行動は大変だったとおもう
3 人揃ったところで
いよいよサキちゃんの住む町を目指す
高速に乗ってドライブだ
司はドライブの選曲がうまい
この日もお姉さ世代の曲を選んでくれた
しずかちゃんは終始ノリノリだった
わきあいあいと穏やかな雰囲気の車内
言い出しっぺとしてはひと安心だ
信頼している司と
マイペースで可愛いしずかちゃん
この 2 人となら長い時間一緒でも
問題はないだろうと思っていた
車内では裏アカ界隈のはなし
しずかちゃんの旦那さんのはなしもした
そう、サキちゃんとしずかちゃんには旦那さんがいる
みなそれぞれ目的があってこの界隈にいる
不思議な世界だ
少し遅れて待ち合わせ場所に到着
サキちゃんをかなり待たせてしまったが
笑顔で迎え入れてくれた
サキちゃんには感謝しかない
サキちゃんはお人形さんのような
すごく綺麗な顔立ちをしていた
それでいて身体中にピアスがあいている
そしてドM
最高な女性だった
まずは 4 人でお蕎麦をたべた
自家製手打ちの美味しい蕎麦
リアルにあったのが初めてとは
おもえないように会話が盛り上がる
そして次は
近くの団子屋さんへ移動
平日なのにすごく繁盛していた
わたしと司はくるみとごま団子をシェア
本当に司は優しくていい男だ
サキちゃんがあまりにも司を可愛いと褒めるから
どうなるかなと興味本位で
2 人きりにさせてみた
もともと NTR を計画していた 2 人なのだから
それが現実になるよう仲良くなってもらおうではないか
恥ずかしそうにしていたサキちゃん
でも旦那さんを溺愛しているから
司のことなんともおもっていないことは知っていた
あっという間に時間はすぎ
私たちは帰る時間にになった
帰りも運転お願いします
今日は遠方に出かけるということで
娘は母親にお願いをしてきた
帰り道
安定の雨が降ってきた
雨はもう嫌いじゃない
しずかちゃんを送りわたしたち 2 人の時間となった
わたしはいつだって司と密室で
2 人きりになりたいとおもっている
だからといって
無責任にホテルにいきたいとはいえない
「 なにかしたいことはないの? 」
そう聞かれたから
買い物にいきたいといった
ちょうどスリッパが欲しかったのだ
郊外にあるインテリアショップを目指す
そこでお気に入りのバブーシュを買う
司は興味があるのか
車で待っているね
とはいわない性格だ
そう、さみしがり屋さんなのだ
次はどこにいこうかな
考えていたその時
「 ホテルにいきたい 」
急に司がいい出した
待ってました
いつものホテルへと向かった
しかしこの日は致すことはせず
お風呂に入ったり
写真を撮ったり
身体を触りあったり
それだけで時間が過ぎてしまった
それもまたよき
この日は長時間一緒にいられたな
今日も今日とて
幸せな 1 日だった
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