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【北欧建築旅】Day5-6_アアルト巡り③_セイナヨキ/マイレア邸

Day5_ セイナヨキ

 早起きして電車に乗る。一昨日出会った日本人夫婦には感謝しかない。

 セイナヨキに着いてみると、確かにアアルトが手がけた建築がぎゅっと詰まってある。やはりラフティで見た教会や町役場と比べると、その感動には劣るが、やはりアアルト建築。よかった。

 今日はここにしか来る予定がないので、ゆっくりとスケッチをしながら建築をみることができた。昼食は、昨日の残りのマッシュポテトをいただく。ライ麦クラッカーにのせて。北欧は物価が高いからこんなご飯ばかりだ。*スケッチは後日掲載

 すぐ隣に、別の建築家が設計した図書館がある。アアルトの図書館と地下で接続している。

 16時半には電車に乗って、マイレア邸の近くの街、ポリへと向かう。

 ポリに着いた。宿までの道を歩いていると、音楽が聞こえてきた。音源ではなく、どうやらバンドが演奏をしているらしい。彼らの音楽は、アップテンポで明るいようで、少し陰のあるようなメロディーに聴こえる。フィンランドらしい音楽のような感じがした。

 今夜はポリに泊まる。明日はいよいよ、この旅のメインとも言える、マイレア邸。楽しみ。

観光地ではないので仕方なく個室に泊まる

Day5_ ポリ ▶︎ マイレア邸

 ポリからマイレア邸までのバスは、またしても1時間に1本しかない。朝早くから行ってスケッチでもしようと思っていたので、集合時間の1時間以上前に着く計画だった。しかし、連日のハードスケジュールで寝坊してしまう。周りの人に聞いてみると、やっぱり1時間後らしい。(お姉さんたち、優しかった......)しかたがないので、スーパーで買ったFazerのGeishaチョコレートを食べながら待つことにする。田舎町のバスは...いつも不安だ。

 無事に1時間後にバスが来て、マイレア邸の最寄りのバス停に着く。周りには何もなく、自然の中を歩いた。見学に来た人も何人かいて、一緒に歩く。

 残念ながら、内部は撮影禁止だったので、何を描いたかもうわからないような、雑なスケッチでも載せておく。見学後、ゆっくり外観を見ることができた。玄関をスケッチしていたら、次の回の見学者が来た。

 帰り際、木を乗せたトラックに遭遇する。フィンランドらしい光景だ。

 ポリから、ヘルシンキへ向かう。タンペレで乗り換えだったのだけれど、乗り換えのことをすっかり忘れていた。「なんか長く止まっているなー」と思ってチケットをもう一度よく確認した時、「やばっ!」と思って瞬時に外に出た。30秒後に扉がしまり、今乗っていた電車は引き返した。乗り換えのミスはよくやるのだけど、今回は本当に間一髪だった。

 電車の中では、スーパーで購入していたスナック菓子をクリームチーズにつけて食べる。フィンランドではよくやる食べ方だと、ネットで調べたブログに書いてあったので、真似してみた。このスナック、見かけによらずめちゃくちゃ美味しい。ほとんどこれが夜ごはんかもしれない。

 ヘルシンキに着いたのは深夜。慣れない土地ではバスひとつ乗るのにも苦労する。なんとか乗ることができて、宿に着いた。ようやくドミトリーがある都会に来れた。寝心地は良くないけれど、やっぱり安いのが最強です。

つづく

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