図2

発達障害者の人付き合い ~白黒思考からの抜け方~

発達障害グレーゾーンの私は、気づくまでの3X年は
人付き合いを極端に分けていました。
白黒はあってもグレーはない。
こんな感じです。

図2

この「白黒思考」で人間関係をとらえていた時は

白の部分の「付き合える(親しくしたい!)」人たちのことは

とことん信じるし、その分、裏切られたと感じたら

ものすごくダメージ。

傷ついてばかりいたんですね。

当然、そこで人間関係は切ってしまいます。

何せグレーがないから。

「好きか嫌い」の二択だし、「付き合えるか付き合えない」かの二択。

だけど、検査を受けて自分の傾向を知った後

カウンセラーさんと一緒にどうしたら白黒思考から抜けられるかを

考えました。

そこで作ったのがこんな図。

図1

「友人・家族」

「知人」

「保留」

「圏外」

の4つに分けて、人間関係を分類しました。

実際にこんな感じで、人を配置していきます。

図4

Aさんは長年の友人で、信頼できる人物です。

だから「友人・家族」エリア。

だけど、Bさんとは最近、傷つけられたことがあり

今は仲良くしたくないので「保留」エリア。

だけど、1か月スパンで見直します。

なので、当然、エリアの移動があります。

図3

Aさんとは親しくしていたけど、最近、喧嘩してしまったので

「保留」エリアに移動したり

Bさんに対する怒りは収まってきたので

「知人」エリアに移動があったり。

私も視覚優位なので図にすると関係をとらえやすかったです。

私の場合なら、「友人・家族」エリアの人は信頼します。

この人たちには私の特性も話していれば

その特性から起きてる問題なら指摘もしてくれる人たちです。

「知人」になるとまだ判断は迷っています。

とりあえず仕事など、最低限付き合わなければならない

関係者や関係が長くない人たちです。

「保留」エリアの人たちは、怒りや悲しみの気持ちが収まるまでは

距離を置いておきます。

「保留」のエリアに数年置いていても

付き合っていくのは無理だと判断したら

やっと「圏外」の「付き合うのは無理」な人に移動します。

こうやって1年くらい、人間関係を分類・見直しするうちに

「このエリアの人たちとはここまで話す」

「このエリアの人たちとは頻繁に連絡しない」

など

付き合い方のルールができてきました。

それに、傷つけられても

「だって、Cさんは保留エリアにいる人だから

私も信用していないしお互い様」

とそれほど傷つかなくなったのですね。

逆もそうで

相手に「傷ついた」と言われたり怒らせてしまったら

ゾーンを移動する。

こちらから無理に接点を持たないようにする。

今では図を使って分類しなくても

頭の中でこの図を思い浮かべて人付き合いをしています。

やはり発達障害グレーゾーンの息子には

年齢的にそこまで広い人間関係はありません。

だけど、小学校に上がれば、人間関係が広がるでしょう。

学校、学童、放課後デイサービスと関わる場所が増えていきますね。

そうなった時は息子とこの図で、人間関係の見直しを

定期的にしていこうと思っています。

白黒思考から抜けて一番良かったのは

人間関係が広がったことです。

白黒で分類していくと、「付き合うか縁を切るか」の二択なので

当然、人間関係は狭まります。

それに誰とも同じ距離感で接していると

自分が傷つくことも多かったです。

相手が異性ならば、距離感の近さで

誤解を招くこともありましたし。

これはあくまでも私が臨床心理士さんと

どんなやり方がいいかを話し合って作ったものなので

皆さんも自分や自分のお子さんに

どんな方法が合っているか考えてみてください^^

すごく生きやすくなりますよ!


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