伝えるって難しい


#子どもに教えられたこと


子どもたちに対してどんな言葉を選んでいますか?

大人になれば子どもと接することなどほとんどなくなりますが、うちは仕事上毎日多くの子どもと接しています。

子ども相手だから…とかみ砕いた言葉を話すように心がけています。しかしときには難しい言葉を使って言葉を知ってもらうようにもします。子どもたちはテレビや新聞は見ないので、難しい言葉と出会う機会がありませんから。

子どもたちは素直です。とてもとても素直です。

だから言葉通りの思いを受け取ります。大人のようにこの言葉にはこんな意味が乗せられているなどとは考えません。

そのためうちはその子への思いはできるだけ全部言うようにしています。

長くなってもいいのであなたのことについてこんだけ考えているんだよ!こうなってほしくないから、こんなふうになってほしいからこれを言ってるんだよとまで言います。

そうじゃなくと伝わらないからです。

そう…子どもたちから教えてもらったこと。

それは、「すべて言葉にしないと伝わらない」です。


大人であれば、5ぐらい言えば9くらいは伝わるでしょう。そのため説明を端折ってしまったり、言わなくても伝わるでしょう。と思いがちです。しかし実際は言葉で伝えたことしか伝わっていません。

夫婦仲で大事なのは言葉で伝えることですよ!と言いますが、本当にその通りだと思います。

大人になったからと言ってテレパシーが使えるわけではありません。大人になったからと言って配慮ができるようになるわけではありません。

しっかりと思いは言葉に乗せて伝える必要があるのです。言葉にして初めてわかりあえるのです。

もし言葉に乗せて伝わってなければ言葉を変えてみましょう。感情的になるのではなく話し合い、言葉をたくさん掛け合うことが大事なんだと思います。

なので、これは逆効果ももちろんあります。負の感情を感情的なまま言葉に出してしまうとその言葉が相手に伝わるので、本当の思いは伝わらず、ぎくしゃくしてしまうでしょう。

言葉は凶器にもなりますが、決して使わないほうがいいものではありません。人間は使わないと意思疎通が取れない生き物になってしまったのですから、積極的に使っていき、たくさんの語彙を知り、相手に自分の気持ちを伝えていきましょう。

ほんと大人相手のほうが骨が折れることがたくさんあります。勝手こっちの意図をくみ取り、全く違う解釈をしたり…なんて日常茶飯事です。

それのほうが迷惑ww

そんなときも言葉を使って話し合い、正確に意図を伝えられるようにしていきます。ほんと大変なんですけど、これが一番の解決方法なんですよね…

残念ながら今の子どもたちの語彙力は低下していっていると思います。本を読まない、ニュースを見ない、新聞を読まない…など言葉に触れる機会がぐんと減り、大人は簡単な言葉しか話さず、難しい言葉に出会う機会も少ないです。

もし子どもと接する機会があれば、ぜひ子どもだからと侮らず、難しい言葉も使い、質問してきたり不思議そうな顔をしていたら、解説してあげてください。


p.s. そろそろごはんにします

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