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【ドイツ生活】LESS IS MORE という考え方

こんばんは。
少し久しぶりの投稿ですね☺

もう少しで渡独1年なのですが、ここ最近文化の壁や言葉の壁でちょっと疲れてしまい、まったりと過ごす日々を送っておりました。

休日はピクニックをしたり、空いた時間は大好きなパン作りをしたり。
好きな仕事をしてても疲れるときは疲れますよね。笑

さて、ここ数年でよく聞くようになった「LESS IS MORE」。
ドイツの建築家ミース・ファン・デル・ローエの言葉です。「少ない方がより豊かである」という哲学を表現しています。

私は今まさにこのLESS IS MOREを追求し、今自分の手の中にあるもので如何に幸せになれるかを考えています。
元々「知足(足るを知る)」という言葉が好きなので、このLESS IS MOREという言葉に魅かれたのかもしれません。

ドイツは私にとって情報も少なく、物欲も日本に居た時よりも湧かず自然と実践できている気がするのですが、何よりもドイツ人達のシンプルな考えに影響を受けています。

ミュンヘンはドイツで1番の経済都市ですが、そうは思えない程古き良き文化が大切にされています。

パン屋さんは流行りのおしゃれなパンなど一切なく、昔ながらの素朴なパンが多いですし、アパートメントはリノベにリノベを重ねた物件が多く中には「築:世紀末頃」なんて表記のものも。

つまり、必要以上に新しいものをどんどん参入させる仕組みではなく、あくまで自分たちにとって心地の良いものを選んでいく。

という方法を取っています。
長く資本主義社会に生きていたため、新たな考え方だなと感じています。

一方ずっと住んでいた東京は刺激的で大好きな街ですが、情報もモノもちょっとtoo muchでした。

時代とともに新しいモノ、コンテンツが重要!と私自身も思っていましたが、今そんなものがなくても全然楽しくのんびり生きているので、必要なかったのかな~なんて。

とは言え、何事もバランスです。時には懐古主義過ぎるのでは・・・?とドイツ人たちに思う瞬間もあります。

でもドイツにきて、ハイキングやパン作り、近所のお散歩が何よりも楽しい時間になったのはとても心地よいです。

そもそも必要ないものを、あたかも必要あると錯覚させられる現代。
LESS IS MOREという言葉でハッと目が覚めました。

Ciao!





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