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休職時にやっておいて/備えておいて良かったこと

こんにちは、ykです。

私は適応障害のため2023年に半年間ほど休職していました。
当然ながら初めての休職であったため、メンタルをやられたことによる(自分ってなんてダメな人間なんだ…)という自責の気持ちに加えて、事務手続きやお金大丈夫かなという不安まで、たくさんの負の感情に襲われました。

そんな中でもやっておいてよかったなということは確かにありましたので、私の事例ではありますが紹介します。

特に適応障害で現在休職中の方の参考や励みになれば嬉しいです。
(うつ病など別の疾患ですと参考にならないかもしれませんのでご了承ください。。。)


1.気分転換

適応障害と診断された方は、主治医からストレス元から離れる、散歩などで気分転換することを勧めらると思います。ですが、そう簡単にストレスを忘れたら苦労しねーよ、と思いますよね。

私は休職開始から1か月くらいは普通に働いている夫だったりを見て、自分と比較しては(自分は無能だな…)とか(生産性ないな…)とかよく責めていました。朝もなかなか起きられなくて、余計に自己嫌悪に陥ってしまっていました。

自己嫌悪から脱するために「何か前向きな活動」で気を紛らわそうとしてまいた(この思考の凝り固まりがすでに良くない)。
「何か前向きな活動」である散歩を試みました…が、外に出たら出たで働いていると思しき人を見かける→自分と比較→落ち込む、の無限ループとなっていました。

この当時は完璧主義ぎみな性格も相まって、休んでるとはいえちゃんとしなきゃ…!という気持ちが強かったのを覚えています。ちゃんと休む=散歩などの運動も取りれ、健康的な生活を送る、と変換していた自分にとって、散歩はかえってプレッシャーになっていました。

そんな状態で気持ちが楽になることはなかったので、気負うことなく現実を忘れることができるのは何かなと考えました。

外に出るのはしんどいし、となると家の中で現実逃避…あ、ゲームよくない?

休職の身分でゲームなんて…という気持ちもありましたが、メンタルを安定させるのが今の自分の仕事!!!と何度も言い聞かせ、少しずつゲームに没頭していきました。

やや余談ですが、この時にプレイしたのが原神でした。リリースから数年たったオープンワールドならやることいっぱいあって時間を忘れるのにはちょうどいいかな、という気楽な感じで始めましたが、今となっては結構ハマってしまいました。笑

特に休職中は何もせずぼーっとしているとネガティブな気持ちになり、ずっとその気持ちを咀嚼してしまいかねません。自分自身を傷つけないためにも、自分の気が紛れそうなものがあればとりあえず試してみてはいかがでしょうか。

2.貯金

休職=給料なし、なのである程度の蓄えは作っておいてよかったと実感しています。

私は会社員のため、申請することで傷病手当金(月給2/3相当)を受け取れました。が、入金まで結構なラグがありました。
このラグは健康保険組合によって異なるようですが、私の会社が加入している組合の場合だと、申請から入金までのラグについて、初回は3か月、2回目以降も1か月程度かかりました。

また、休職中は2週間に1回程度通院が必要になると思います。
その際の診察費も案外バカにならず、傷病手当金入金のラグと相まってお金の不安が募りました。私は処方はしてもらいませんでしたが、数回ほど臨床心理士のカウンセリング(保険適応外)を受けたのでそこそこの出費となりました。

こんな感じで入金遅いわ、生活費に加えて必須で通院費がかかるわで貯金が目減りしていく焦りがありました。
それでも耐えれたのは、いつか大きな出費があったとき用に毎月コツコツつみたてていた「旧つみたてNISA(現 NISA)」があったからだと思います。
*ステマではありません。

私の資産は、現金:つみたてNISA=1:5くらいの比率のため、現金は割とすぐになくなってしまいましたが、つみたてNISAを必要な分だけ現金化することで休職時の出費も耐えることができました。
(複利を考慮すると保有期間短い中で現金化はもったいない気もしましたが、こういう時こそ使うべきと思ったので割り切りました。)

とはいえお金は復職してから稼ぎ直せばいいので、気にしすぎは良くないかもしれません。

3.人事への相談(部署異動)

私のストレス元は前の職種の仕事内容でした。
以前の職種は社外窓口のような立場で、製薬企業と医療機関から板挟みとなり、対人ストレスに弱い自分にとっては全く向いていませんでした。

そのため、いくらプライベートでのメンタルが安定してきたとはいえ、いざ復職を考えた時、元の部署に戻るのだけは本当に無理だとなり、体調不調がぶり返してきました。

なので、図々しいことは承知の上で、復職前の面談では人事に部署異動を申し出ました。

幸い、今の会社には前々から興味のある部署がありました。
過去のキャリア面談でその部署に興味があることをアピールできていたことなど、他にもご縁に恵まれて、復職時は無事に希望の部署に異動することができました。
たぶん、申し出なければ元の部署で復職したと思うので、勇気を出して希望を伝えて本当によかったです。

はじめての仕事ばかりで慣れないことも多いのですが、少なくとも休職前に感じていた対人ストレスや不調(朝に吐き気や腹痛がする、なかなか寝付けない、など)は感じなくなりました。

おわりに

私の場合、ストレス元は(前の)仕事内容という自覚がありましたし、仕事内容の全く異なる部署への異動を受け入れてもらえたので半年で復帰することができました。
が、同じ適応障害でも3か月で復職した方もいれば1年以上かかった方もいます。それくらい個人差があって当たり前だと思うので、休職中の方はどうか長く休んでしまっていることを責めず、ご自身のペースで体調を整えてくださいね。

それでは、また。

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