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2024年2月 定宿訪問【新潟県阿賀野市 出湯温泉 清廣館】

2/27 出発〜新潟県阿賀野市

一睡も出来なかった夜勤明け。チェーン店で朝餉を摂り、家路を急ぐ

準備もそこそこに出発して、ほぼノンストップで到着。3年連続の投宿となった出湯温泉「清廣館」

通されたのは清廣館のメイン客室の1つである二間続きの21番室。過去2回投宿しているが、こちらの部屋はお初

宮大工の技が光る精細な意匠が素晴らしい。腰の後ろに手をやり、まじまじと凝視せざるを得ません。

行李を解き、まずはひとっ風呂。浴槽の下から渾々と浴槽を満たす湯で、強張りまくった心身が溶解する感覚を得た

部屋で暫し時間を過ごしたのち夕餉。華美でない落ち着いた素朴な清廣館の料理の数々です。

あたたかいうちに頂く岩魚の塩焼き。塩分もちょうど適当で優勝
酢の物。ホタルイカがまた美味い
刺身。燻り蛸がまた美味い
鍋をつつきながら新潟の地酒を吸引し続けました。
箸休めの蕎麦

デザートのプリンを喰らい終えてゆったりしていたところ、「あー、遅かったか…!笑」と言いながら旦那が日本酒を持ってきた。
「是非プリンと合わせて飲んでほしい」と思ってとある酒を出すタイミングを伺っていたらしかったが、先に女将がプリンを配膳していることに気づかなかったとのこと。ありがたいことにサービスでその酒を頂戴した。
ふくよかで甘み旨みつよつよな貴醸酒。単体でデザートになり得る一杯でした

過去2回投宿した29番室を廊下から眺める。この日も一人客の方がこの部屋で時間を過ごしているようだった

夜もまた異なる趣。洗面台の照明を点けただけなのに、いちいち美しくて屢々シャッターを切りました。

前日の夜勤が祟ってか、目が充血してしまい遂に体力が限界に達したので寝

2/28 新潟県阿賀野市〜帰還

華報寺の鐘の音で6時に目覚め、時報の鐘の音で7時に再び目を覚ました。すごくよく寝た

朝風呂。清廣館のタイル風呂、これまで沈んできた温泉のなかで最も好きな浴室の1つで、特に朝の趣が優れている

健康的な朝餉。久方ぶりに朝から食欲が湧き、米を3杯もおかわりした。おかわりの際は、空になったお椀を持った手を伸ばし、若女将の居る方向を凝視していました。

若夫婦と30分以上よもやま話を展開してチェックアウト。夫婦の人柄、料理、建築、泉質・湯使い、どれも自分好みな清廣館。長いスパンでお世話になりたい

帰路。襤褸具合が目を引く阿賀町「道の駅 みかわ」にて小休憩。現在はほぼ休業中の為、自動販売機でカンコーヒー(ブラック)を購入

帰り道から少々北に逸れ、初訪問の喜多方市「たまよし食堂」にて昼餉

中華そばと小盛チャハーン。セットメニューだとラーメンがハーフサイズになるようだったので、別個に注文。
決してパンチのある一杯ではないが、こういうラーメンこそ日常的に戴きたい代物である。必ず再訪すると決めて退店

曙酒造「天明 中取り参号」
廣木酒造「飛露喜 特別純米無ろ過生原酒」
曙酒造「天明 中取り肆号」

行きつけの会津若松市内の酒屋で日本酒を仕入れて帰還。


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