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HSPを医療・福祉職で活かすには

こんにちは。

ひとつの職場にとらわれない看護師の働き方を模索しているゆう(@yufreelancens)です。

前回、HSP(繊細な気質)について書きました。

今日は、HSP×看護師の私が、HSPの方が医療・福祉の仕事についている場合、どのように活かせるかをまとめてみたので紹介します。


医療・福祉職のHSPが、強みを仕事へ活かす5つのポイント


①相手の気持ちを汲み取り、ケアに反映させる

 HSPは相手の気持ちを把握したり、察することが得意です。表情、顔色、声のトーン、雰囲気などから相手がいま何を感じ、何を思っているか、相手が求めていることを自然と読み取ることができます。これはHSPさんにとっては当たり前のことなのですが、HSP以外の人からするとすごい能力です。それをケアに反映させることで、相手のニーズや要望に合った対応ができると考えます。

②敏感な五感を使い、細やかな観察ができる

 HSPは五感が敏感です。大きな音や刺激が苦手なためマイナス面として捉えられがちですが、実は相手を細かく観察したり、普段とのちょっとした違いに気づくことができます。身体的・精神的な変化に気づくことができる観察力を持っているのは医療・福祉職としては強みではないでしょうか。変化に気づくことで、さらなる観察や対応につなげることができます。

③共感する力が高い

 他者との境界が薄いHSP。相手の気持ちを察することが得意です。①とつながる部分もありますが、話を傾聴し、共感することも自然とできます。共感してもらえると、人はさらに話をしたくなります。疾患や痛み、辛さを抱えた人にとっては、話を聞いてもらえるだけで、自然と心の整理や癒しにつながります。対象者にとっては、傾聴自体がケアになるのです。また、人間関係や信頼の構築にもつながります。

④情報を深く処理できる

 HSPは、1を聞いて10を知ることのできる人が多いです。対象者とのコミュニケーションやスタッフとのコミュニケーションでこの能力が発揮されると相手が何を言いたいのかや、自分に何を求められているのか(何をして欲しいのか)を把握することができ、仕事をグッと前に進められます。これは大きな強みになります。

⑤チームの潤滑剤として力を発揮

 相手の気持ちを汲み取れるといった強みをチームワークでも発揮。チームの癒し、お助け役、なぐさめ役、緩衝材といったポジションになる人が多いようです。いろいろな人の気持ちが手に取るように分かってしまうため、間に挟まれたような気持ちになり疲弊することも多いですが、、、誰かが困っているときに自然と助け船を出せたり、そもそも困っていることに気づけたり(HSPは得意)、ふだんは目立ちませんが大切な役割です。


医療・福祉職に就くHSPさんが気を付けると良いこと

 感情移入しやすいため、対象者に気持ちが入りすぎることがあります。決して悪いことではありませんが、そうすると自分のプライベートな時間にまで相手のことを考えてしまったり、引きずってしまうことも。仕事は仕事と割り切って、その時間は集中して相手のことを考える。また、自分にできることと出来ないことを分けて考える、といった線引きをする訓練は大切になってくると思います。

 どんな仕事も需要と供給の関係で成り立っていますが、特に医療・福祉関係は人が相手の仕事。対象者のニーズを把握することはとても重要であり、そこに力を発揮できるのがHSPさんだと思います。HSPさんは医療・福祉の仕事に向いていると思うので、存分に力を発揮することで、優しい世界になるといいなと思います。

私自身もHSPの医療職として、今後もこの気質を長所として活かしていきたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。

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