HSP(繊細な気質)を活かそう
こんにちは。
ひとつの職場にとらわれない看護師の働き方を模索しているゆう(@yufreelancens)です。
「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」もしくは「繊細さん」という言葉を聞いたことがありますか?
最近はテレビや色々なところで紹介され、書籍も多く出版されています。
私自身もHSPなのですが、HSPだと気づいたときは、ずっと抱えていた違和感や「気にしすぎ」と言われることを気にする自分に対して、「ああ、これだったんだ」と名前をもらったような感じがして、安堵したのを覚えています。
この記事で、自分自身がHSPであるということに気づいたり、HSPの認知・理解が少しでも広まる助けになればと思います。
【HSPとは】
人のことが気になる
音・光・匂いなどに敏感である
怒られるのが苦痛で、周囲の人が怒られているのも苦手
こういった「非常に繊細で敏感な気質を持った人」のことを「HSP」といいます。
これは生育環境など後天的な要素ではなく、生まれ持った気質だといわれています。割合的には5人に1人といわれています。
決してめずらしいわけではありませんが、少数派であり、周囲との違いや理解されないことに悩むこともあります。
【HSPの特徴】
①情報を深く処理する
一つの情報からたくさんのことを考えます。受け取りすぎて、パンクしたり、脳がフリーズすることも。一を聞いて十を知る、ということを自然にできてしまいます。
②音、光、匂い、人混みなどの刺激に敏感
五感が敏感であり、刺激を受けて疲れやすいのが特徴です。外出や人と会った後にどっと疲れが来ることも。静かな時間や一人の時間で癒されることが多いので、そういった時間を意図的に取ることが大切です。
③人の感情に敏感
人の表情、声、空気感、雰囲気、エネルギーなどからその人の考えていることを自然と読み取ることができます。映画や音楽に共感・感動しやすく、泣くことが多いです。
④人との境界線が薄い
他者の気持ちを自分の気持ちのように感じてしまうことがあります。一緒に怒ったり、悲しんだりできますが、感情移入しすぎて自身が疲れやすいのも特徴です。
⑤自分を責めやすい
相手の気持ちが手に取るようにわかることから、相手を気にしてしまい、自分を責めやすいです。気疲れ、気負いしやすい性質を持っています。自己肯定感が低い人が多いようです。
【HSPの長所】
特徴を見るとHSPであることはマイナス要素であるように感じてしまうかもしれませんが、HSPは病気ではなく単純にその人の「気質である」というだけです。
長所と短所は裏表。うまく活かせば長所になります。
上記の特徴を、それぞれ長所に言い換えてみると
①分析力、考察力に優れている
②五感を使って些細な変化に気づくことができる。他者の変化にも気付ける。
③他者の気持ちを読み取る、汲み取ることができる。映画や音楽、読書を深く味わえる。
④他者の気持ちに共感することができるため、話を聞いたり悩み相談に乗ったりすることが自然とできる。話を聞いてもらった人は癒される。
⑤謙虚な姿勢でいられる。
他者との境界線が薄く、影響を受けやすいHSPですが、他者との境界を引くことができればラクな気持ちで過ごせます。自分は自分、他人は他人で良いのだと思うようにすることが大切。そういった、考え方や心の持ち方を意図的に変える経験をすることが、今後の人生の財産となります。
HSPの特徴は一見ネガティブに思われがちですが、強みに変えて活かすことで多く人の助けや支えになることができます。
おわりに
私自身、HSPという概念を知るまでは、誰かの一言を気にして「どうしてこんなに気にしてしまうんだろう」と悩んだり、相手の気分に左右されたりと周りの人に影響を受けすぎていました。
しかし、こういう気質なんだと知ることで心がラクになり、いい意味で「HSPだから仕方ない」とあきらめがつくようになりました。また、逆にそれを活かしていきたいと前向きなエネルギーに変えられるようになりました。
同じように悩む方がHSPの気質を理解し、長所を活かしていくきっかけになれば嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、別記事では看護師の私がHSPをどのように活かしているかを書いています。
併せて読んでいただけると嬉しいです。
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