見出し画像

生きがいは自分の中にある(IKIGAI Map ワークショップ参加談)

こんにちは。4歳の2歳の2児のママ、ゆかりんです♡

先日、IKIGAI Map ワークショップに参加しました。生きがいとは何か、色々な視点からのお話やワークを通じて自分にとっての生きがいを見つけるワークショップです。

最後にIKIGAI Mapという、自分の生きがいのイメージでコラージュを作るのですが、たくさんの気づきがあったので忘れないうちにまとめてみます。

生きがいとは何か?

ワークショップの最初に自分が考える「生きがい」についてシェアする時間がありました。その時私は、「自分の生きている目的、これをやるために生きてるんだと思えるような何か」が生きがいだと思うと話しました。そして私の今の生きがいは「家族」だと。この時はなんとなく生きがいとは自分の外から見つけ出すものというイメージがありました。

「人間から生きがいをうばうほど残酷なことはなく、人間に生きがいをあたえるほど大きな愛はない。」という神谷美恵子さんの言葉が紹介されたのですが、これには深く共感しました。と同時に私自身の仕事での経験を思い出して、あの頃自分が不満を感じていたのは、「生きがいを奪われた(与えてもらえない)」と感じていた部分もあったのかもしれないと思いました。

夢と生きがいは両立しない?

ワークショップの中で、アリストテレスの「キーネーシス」と「エネルゲイア」という概念についての説明がありました。「キーネーシス」とは、「始点と終点があるような運動で移動や達成が目的であるもので、出来るだけ効率的に速やかに成し遂げられるのが好ましい」とされています。一方、「エネルゲイア」は、「今なしつつあるものが、そのまま価値や意味を持つ運動のことで、 プロセス自体に意味がある」とされています。

「キーネーシス」が「夢」で、「エネルゲイア」が「生きがい」であり、これらは両立することが難しいとのことでした。

私は今までどちらかといえば、キーネーシス的な生き方をしてきたと思います。ただ「夢」でなはく「義務」を果たすためにできるだけ効率的に行動しようとしてきた気がします。そして「その瞬間」を楽しみきれていない自分にどこか罪悪感のようなものを感じていました。

最近の私は、わくわくする夢を持って生きたいと思うようになりました。夢を見つけるためには、自分の「今」ととことん向き合い、自分の感情に目を向けることがとても役に立ちました。自分が本当に求めているものを知り、理想の生活を思い描き、それを達成するために行動する。私にとっては理想とする「夢」の状態があり、その夢を実現するために行動すること自体が「生きがい」だと感じています。

死と向き合うことで生が輝く

去年大好きな祖母が急逝したこともあり、この1年は「死」について考えることが多かったです。まだまだ祖母の死については昇華できていないのですが、「人間は誰しも絶対にいつか死ぬ」ことは紛れもない事実なのだと実感し、そのことに向き合う日々を送っています。絶対に死ぬことは決まっているんだから、せっかく生きている今を思いっきり楽しもうという考えになり、自分の気持ちを大切にやりたいことはとにかくやってみるようになりました。

ワークショップの中では、自分が死ぬ前に7日間あったとしたら、何をするか考えるワークがありました。

1日目 おうち、データの片付け(遺品整理で負担をかけたくない)

2日目 子どもたちに動画や手紙でメッセージをたくさん残す(せめて20歳になるまでの誕生日に送るメッセージを残したい)

3日目 親戚みんなで集まって楽しく過ごす

4日目 家族4人で海、公園に行って思いっきり遊ぶ

5日目 友人と集まってアフタヌーンティー→夜は飲み会でたくさんお酒を飲む

6日目 夫と2人で今までのこと、自分が死んだ後のことをじっくり話す

7日目 家族4人で家でのんびり美味しいものを食べながらたくさん笑って過ごす。夜は4人で同じベッドで眠る。

これが今の私が最後の7日間にやりたいことです。

私は内向型の人間で、人とずっと一緒にいたりたくさんの人と会ったりすると、どうしても「1人の時間」が欲しいと思ってしまいます。人間関係面倒だなって思うこともあるし、もしかして人間嫌いなんじゃないかなとも思っていました。でも大好きで大切な人達との関係を大事にするために、私には「1人時間」が必要なだけで、結局家族や周囲にいてくれている「人」のことがめちゃくちゃ大切なんだと気付かされました。

私にとっての「生きがい」とは

ワークショップでは、自分の「好きなこと」「得意なこと」「感謝されること」「理想に思うこと」をとにかく書き出すワークもありました。このワークを基にIKIGAI Mapと呼ばれる自分の生きがいを視覚化するコラージュを作ります。

私は大好きな家族をど真ん中に、周囲には好きなものや理想の世界を想起させる写真を配置しました。このコラージュは、もう少し手を加えてみたいと思っています。

IKIGAI Mapワークショップを通して感じたこと。それは、生きがいは自分の外から見つけ出すものではなくて、日常の中にあるものだということです。そして、生きがいは時と共に変化していくものだと感じました。それでも、自分が理想に思う世界に基づいたものだと、長く自分の生きがいであり続けるような気がしています。

ワークや参加されている方々との対話を通して、たくさんの気づきがありました。1年おきや環境が変わった時など、定期的にIKIGAI Mapワークショップに参加して生きがいをアップデートし続けたいなと思いました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?