【電子版 太鼎堂便り6月号】　　　　　　　健康資産を積み立てろ

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横浜 鶴見にある鍼灸院が
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記事 / 院長 洋

『7つの習慣』という本をご存知でしょうか？
この中で、「すべきことは四つの領域に分けて考えろ」という話をしています。
具体的には、緊急である度合いの「高」「低」、重要である度合いの「高」「低」の組み合わせで四つの領域になります。その上で、すべきことを分類するわけです。これを理解することで、自分が「何をすべきなのか」がわかりやすくなるということです。

それでは、この中で「資産づくり」はどの領域に入るのでしょうか？

　正解は「重要でありながら、緊急性は高くない②の領域」です。
童話『三匹の子ぶた』のレンガの家のように、頭のどこかで「やったほうがいいな」と思いつつ、緊急性が低いため行動に起こせないのです。狼が来てから後悔が立つものです。
健康づくりも、病気になったあとに「やっておけばよかった」と思うものでしょう。

実際に、今回のコロナ禍で【体のメンテナンスを何もしてこなかった人】と【日頃から備えていた人】で完全に明暗が分かれました。

●これまで、特に何もしてこなかった人は…
直接新型コロナウイルスの感染をしたり、感染を怖れて緊張感が強まり体に問題が出たり、精神的な問題が表面化してきたり…。今まで向き合ったことのない「自分の体」に漠然とした不安を持ち、何をしていいのか分からない人が多くみられました。

●日頃から備えていた人は…
「確かに感染は怖い」と思いつつも、自分の体の特性や状態を理解していました。その結果、過度の恐怖ではなく｟恐れず、回避する｠という精神の方が多かったです。
「病気に繋がる綻びなども、プロに見つけてもらいながらメンテナンスをしていたからだ」と仰っていた方の言葉が印象的でした。当院の患者さんでしたが、この方は、健康リテラシーが高いのだなぁと感じました。

健康とは、積み立てて「備える」ものです。身近にありすぎて、大切な【資産】であることを忘れてしまうものですが、とても重要な物です。
今後も、このような不安の波が起こることも考えられます。どうか健康を積立ててください。

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