レンアイケイコウ

今日女の子が保育園から帰る準備をしている時に、ロッカーに帽子を忘れて帰りの会に参加しようとしていた。帽子を忘れていると気づいたクラスの男の子が、慌ててその女の子の帽子をロッカーから持ってきて‘ 忘れてるよー！’と届けてくれた。それを見て女の子は、惚れ惚れとした顔でひとこと。

‘わ〜！○○くんって、私の王子様みたいだね〜〜❤、 ’

･･･なんてメルヘンなんだ、とガクッとしたのと同時に、面白くて微笑ましくて、つい笑ってしまった。

そんな1月22日。天気はくもり。朝は寒くて霜が降りていた。

キューブラー・ロスという人が提唱した5段階説では、人に悲しい出来事が起こったとき、否認、怒り、取引、抑うつ、受容の5段階をたどると言う。
まさに今の私は 怒りの段階にいる。

先日彼氏から私との結婚について、まだ真剣に考えていないと言われた。それから毎日毎日、気を抜くと涙が出るような日を経て、色々考えをめぐらせた結果、とてもイライラしている。
自分でも嫌になるくらいばかみたいだ。

なぜ、こんなに自分がイライラしているのかと考えていると、前にもこんなことあったなあとじわじわと染みだすように広がる記憶がある。

私には今の彼氏と付き合う前に、2年付き合った彼氏がいた。まだ大学生の頃だ。
出会いはよく巷であふれているように、大学のサークルだった。リーダー性があってサークルを率いる姿を見て、ふとした時に頭ぽんぽんをされて（笑）好きになった。
そんな人との別れが訪れたのは、付き合って2年経ち遠距離恋愛になるというタイミングだった。
2年付き合ったが、その後ろ半分の1年くらいは喧嘩しては仲直りをしての繰り返しの日々。正直疲れていた。喧嘩の原因は元彼の元カノ(要は私の前の彼女)と、元彼が仲良くしているのが私が許せなかったことだ。毎日不安で、付き合っているのに捨てられるんじゃないかと怖かった。だけど幼稚な私はその不安の解消方法が分からず、相手に不安、恨み、辛みをぶちまけるしか出来なかった。
そんなことをされてばかりでは、元彼も私のことをずっと大切にしようなんて思うはずもない。だから付き合って2年、遠距離になるタイミングで捨てられた。

あれから大学を卒業し、社会に出て働き、私は何を学んだのだろう。

いま結局、今の彼氏に前の彼氏にしていたことを繰り返そうとしている。

まだ、やり直せるかな。