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身銭を切らない代償が深刻だったVol.126

こんにちは、地方でサラリーマンをしているYUと申します。このブログでは、日々の出来事から気づいた教訓を書くようにしています。ほぼ個人ブログ的な内容ですが、少しでも読者様の有益になる教訓をブログで紹介できればと思います。それでは、今日もよろしくお願いします。


今日のテーマは「身銭を切らない代償」です。最近のマイブームに「身銭」という言葉があります。この言葉は『身銭を切れ』や『半脆弱性』で有名なタリブの本から借用した言葉です。身銭とは自分のお金のことです。私なりに身銭を切れを訳すと「自分もリスクを負え」という意味になります。


決して自慢ではないということを先に断っておきますが、実はですね・・いまだかつてないほど仕事が楽です。4月に担当替えと組織変動がありました。新しい組織の中で、私はアシスタント的なポジションです。メイン担当を補助する仕事をを多くしております。


ぶっちゃけ仕事はかなり楽です。昔の仕事も楽でしたが、今回はもっと楽です。ブラック企業と言われる現代で、ホワイト企業で働かせてもらえるのは幸運です。また、楽だと感じる理由もわかっております。それは、「責任を負う業務の割合が極端に減ったからです。」

業務責任が減ることの影響を軽く見ていたので、業務が替わった変化に少し驚いています。ちなみに、責任の範囲が減ったというのはあくまで個人の感想です(明確に業務の範囲が狭くなったというわけではない)


ホワイト企業で働けて超ラッキーと思いそうなところですが、実はですね、今の状態が地味にしんどかったりします。責任が少ないので楽なのは事実ですが、いかんせん達成感が皆無です。働いた感が全然ありません。毎日不完全燃焼で帰宅です。


贅沢な環境で働かせてもらいながら不満を感じている自分に、人間はどんな状況でも文句を言う欲深い生き物だな、と変に感心しております。ちなみに、責任を負わない状態は、身銭を切っていない状態です。自分の行動にリスクを負っていません。


いちおう伝えておくと、責任がないからミスをしてもいいというわけではありません。ミスをすれば信用を毀損するリスクはもちろんあります。ある程度困った場面で、誰かに責任を譲渡、もしくは分散できる状態を責任がないと解釈しています。


あと、リスクとリターンは等価交換だと思います。大きなリスクを負えば、リターンも大きくなる。リスクが小さければ、リターンも小さい。当たり前の方式ですが、実生活でこの法則を感じると理解が深まります。


今の私はリスクが小さい状態のため、成果自体も小さくなります。大きな成果を望むことは難しい状態です。なお、私なりのハイリスクな仕事とは、多数の人を巻き込み、期待値が高く、かつ投資額も大きいプロジェクトのリーダーです。学べる内容も多くやりがいもありそうですが、それと同じくらい失敗した時の代償も大きいです。


しかし、そのプロジェクトが成功すればリスクに見合ったリターンを得ることができ、社内の評価や昇進にも大きく影響すると思います。残念ながら、リスクがほぼゼロの環境で仕事している私はそこから遠いところにおります。。ただ、見方を変えれば大きなリスクの仕事を任すことができない、私自身の乏しい評価も影響しているのも事実です。


と、ここまで、身銭を切らない現実から、リスクとリターンの原則、そもそも私の実力不足という論調で話をしてきました。そろそろこの話を締めたいと思います。最後に伝えたいのは、「身銭を切らない代償」です。


私が率直に感じた身銭を切らない代償は「情熱の欠如」です。身銭を切らない限り本気になることはありません。危機感もなければ達成感もありません。人生でピンチになった時や、多くの代償を払った先の達成からしか、これらの感情は生まれないと思います。


安全圏でリスクが少ない仕事をしている限り、情熱と出会える機会はないと思います。少なくとも今の私に情熱と危機感がないのは紛れもない事実です。代わりにあるのは「無関心」という感情です。(関心がないから無関心なので少しおかしい表現ですが)


好きの反対は嫌いではなく無関心、ということはよく言われます。無関心ならまだ嫌いのほうがいいと思います。嫌いという感情はエネルギーを生みます。そのエネルギーが何かしらの行動に繋がります。しかし、無関心はエネルギーもゼロです。なぜなら無関心だから。。エネルギーがゼロなら行動もゼロ。行動もゼロなも変化もゼロです。


そんな変化ゼロの現実を変える方法は、「身銭を切る」という行為しかないと思います。リスクを負い、自らも傷つくフィールドに降りていく。そのフィールドで傷だらけになりながら戦うことでのみ、達成感という果実を得るのではないかと思っています。


とまぁ、今の状態に危機感を持ったことを契機に、自分の気持ちをブログを書いてみました。少しでも読者様のお役に立てる内容だと嬉しいです。長文の閲覧ありがとうございました。

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