前田道路の買収防止策

前田建設と前田道路の対立に新たな動きがでてきた。

内容は多額の特別配当で対抗するというもので、対立が激化すると見られます。

これは以前、記事にした有事の際の防衛策のひとつだ。

これにより、前田道路の株価は、一時11%安まで下落した。
TOB成立(買い付け価格は1株3950円)をみこして買っていた投資家が、前田道路の対抗策の実施で成立の先行きが不透明になったため利益確定売りに動いた面がありそうだ。
前田道路が単独の純資産の10%に相当する額(203億円強)を配当する場合、「TOBを撤回する場合がある」とにらんでおり、豊富なキャッシュが配当によりなくなり買収対象として魅力がなくなること、現在の株主への還元をする効果がある。


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