食品ロス

食品ロス

まだ食べられるのに廃棄される食品のこと。
2016年度に発生した食品廃棄物等の総重量2759万トンのうち、643万トンが食品ロスに相当すると推定されている。
食品ロスは、単に「もったいない」だけでなく、ごみとしてそりされることによって焼却費用の発生や二酸化炭素の排出にもつながっており、その削減に向けた取り組みは社会的課題である。

食品ロスの削減の推進

2001年に施工された「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律」を契機に、食品ヲス削減への取り組みが本格化された。

「食品ロスの削減の推進に関する法律」(2019年10月)
①政府が食品ロスの削減推進に向けた基本方針を策定すること
②政府や自治体がフードバンクへの支援を強化すること
③毎年10月を食品ロス削減月間とすること

※フードバンクとは
  生活に困っている人に食品を無償で提供する団体・活動

SDGsにならい、2030年度までに食品ロスを2000年度比で半減させること

動き

「3分の1ルール」の見直し
3分の1ルールとは?
常温流通される加工食品について、食品小売業者が賞味期間の3分の1を過ぎた商品を仕入れない商慣習のこと。
2012年に農林水産省の支援により大手の食品製造・卸売・小売業者が参加する「食品ロス削減のための商習慣検討ワーキングチーム」が設けられ、食品製造業者と小売業者が互いに歩み寄る形で、見直しの動きが拡大している。

賞味期限を「年月日」表示から「年月」表示に
メリット 商品管理が易しくなる
これまでの「年月日」表示では1日でも古いものは取られずらい

食品製造業者による賞味期限の延長

商品の小分け

小ロット販売

フードバンクへの寄付

商品小売業者による需要予測の精度向上

外食業者によるドギーバック(食べ残しの持ち帰り)

コンビニエンスストア等での、賞味期限直前商品の割引、ポイント還元



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