今日見た夢の話

この女夢日記でもつけているのか？ ってくらい夢の話ばっかり書いている気がしますね。1日の大半寝てるから仕方ないんです。あと今日は久しぶりにめちゃくちゃ鮮明な夢を見たので。

村谷由香里です。
noteをご覧いただきありがとうございます。

高校生のころ仲の良かった友達が結婚する夢を見ました。もう使っていない携帯のキャリアメールに連絡がきて、わたしは飛行機に乗って彼女にお祝いを言いにいったんですよね。
久しぶりに携帯のメール見たな。夢の中では大して何にも思わなかったんだけど、よく考えたらわたしは彼女のLINEを知らないんだった。

高校〜大学とわたしの世界の大半は彼女と共にあり、はじめて書いた長編小説は彼女のためのものでした。彼女は右手がいつもズタズタで、その右手で絵を描いていた。わたしは血塗れの左手で文章を書いていたから、2人で対になるような気がしていた。いつだって死にたかったわたしは、彼女と一緒に死ぬんだと思っていました。
今は、彼女がどこで何をしているのか知りません。

10代のころから何にも変わっていないと思っていたんだけど、彼女と一緒にいた自分を思うと、遠い他人のように思えてしまう。
人間は人のあいだで生きるから人間というのだ、みたいな話があるよね。周囲のひとによってわたしという人間が形成されるのであれば、やはりあのころのわたしは今とは別人なんでしょう。

インターネットの世界にいると、ある一定数を除いて関わる人間が流動的になります。わたしは余程のことがないと同じ人とずっと接するのに飽きてしまう薄情者なんだけど、今はもういない誰かと関わっていたそのときどきを思い返すと、やっぱりわたしじゃない誰かの記憶のように思う。

急に、自分という存在が曖昧になる感じがしました。わたしはいつ今のわたしになり、いつわたしじゃなくなってしまうんでしょうね。たとえば5年後、このわたしを別人のように思うこともあるのかもしれません。良し悪しではなく、ただ、そういうものなんだろうなと、夢から覚めて考えていました。