職場全体で理念がわかっている人は何人いますか?
新年明けましておめでとうございます。
障害福祉業界を明るくしたい行政書士の篠原です。
本年も宜しくお願い致します。
2020年はコロナで大変な1年でしたね。コロナ離職をする人が多かった1年とも言えるでしょう。
特に障害福祉業界を始めとした介護・福祉業界は離職者がさらに加速したのではないかと思われます。
障害福祉業界の方は離職者が増えたことを「コロナ」のせいにしてはいないでしょうか?
勿論「コロナ」が原因で離職者が増えたことは事実としてあるでしょう。
果たして「コロナ」が蔓延していなかったとしてもその離職者は辞めずに残っていたのかということを考えてみてほしいのです。
元々不満があって「コロナ」が蔓延したことで拍車がかかった可能性だって十分に有り得ます。
特にこの不満ですが、福祉業界では「利用者のために真剣に考える人」ほど不満を持っています。
おこがましい発言ですが、僕もその1人でした笑
希望を持って入職したはずの福祉現場であったはずなのに、いつの間にか「早く辞めたい」に繋がりやすいのは介護福祉サービス業に限らず、飲食業等のその他のサービス業でも見られやすい傾向のようです。
このような傾向は理念が浸透されていないために起こりうる傾向だと思っております。
福祉法人のトップの口癖に「理念を忘れないでほしい」というものがありますが、現場職では慌ただしい現状が日常となっており、理念を思い返す暇がありません。
おそらく職場の理念を尋ねられても答えることのできない従業員は多数だと思っています。
理念が浸透しない理由も「時間がない」「無駄」という理由で思い返す時間が作れていないことも現状ですね。
入職者は理念を採用面接やオリエンテーションで教えられることはあっても、現場では理念を教えてもらえることはほとんどなく、理念に合わない支援が提供されていることも多いでしょう。
経営陣と現場では理念が浸透しきれていないことで軋轢が生まれやすくなります。
このミスマッチが積もりに積もることで従業員の不満となり、離職に繋がる傾向が生まれます。
もし自分の働く現場で理念が浸透されていないと感じているならば、出勤直後に引継時間を利用して理念を一読することをお勧めします。
無駄と感じてしまえばそれまでですが、職場の理念は創業者が社会を良くするために真剣に考えたものです。
創業者の思いを継承していくことは職場を守ることに繋がることを従業員は意識する必要があります。
毎日理念を一読することで従業員同士に理念が短時間ではありますが、毎日浸透することになります。
経営陣と現場でも理念共有ができることに繋がるので、職場全体で会社を存続する働きをすることが可能になります。
今回は新年一発目ということもあり、理念の浸透に関するお話をしてみました。
これを機会に理念について見返す時間を作ってみてはいかがでしょうか?
ご自身の働く意義についても見直すことができます。
僕は障害福祉業界を明るくしたいというのが理念の下、障害者が活躍できるための環境づくりをサポートしていくのが使命です。
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