見出し画像

2020/5/9 日記、読書記録

村田沙耶香『丸の内魔法少女ミラクリーナ』は、MARUZEN&ジュンク堂書店で数ページ立ち読みして、買った積読の一冊。
表題作の主人公は、子供の頃から36歳である現在に至るまで魔法少女という設定で暮らしている、という設定。

村田沙耶香は、大真面目に「世間一般常識」からずれたことを書いて、読者を面白がらせたり、時には引かせたりすることがうまい作家だ。

初めて読んだのは『ハコブネ』で、ジェンダーの問題に深く切り込んだ小説だった。

この作家は、「クレイジー」なんてよく言われてる記事を目にするけれど、自分が変な話を書いているとは思ってないのではないか。ただ、普通に生きて、思いついた話を書いてるだけで。

自分を「普通」だと思い込むことは、危険だ。「普通」と「異常」は、主観的に判断できることだし、いつ自分が「異常」にシフトするかはわからないんだから。他人をジャッジする人間にはなりたくないと思う。






サポートいただけたらとても嬉しいです。