#14 わたしはHSPのふどうさんやさん 〜HSS型HSP 生きづらさを軽くするための格闘記〜

THEME3 打ち込める何かを探す

「加点思考で夢中になれるもの」
学生時代、このHSPの気性が出なかった時期があったのですが、40歳前後に再びやってきました。

はじめは、男性の「更年期障害」かな?って。
当時はそれがHSPとはわからず、だれにも相談できず、悶々とした日々を過ごし・・・

不安定な状態
感情が出ず、仕事はまるでマシンのよう。

あとから本を読むと、一番良くないことは、
「感じないようにすること」
わたしはこれをしてしまったようです。

これをしてしまうと、良い面も「感じなくなる」のです。
いわゆる「無感動・無関心」の状態。
わたしの場合、「HSS型HSP」のようですので、ONのときは仕事上お客様に対しては問題なさそう、会社に戻って機嫌が悪そうにしている人を見たり感じたり、理不尽に思えることが目立つ人を見たり感じたりすると一気に疲労感が増す。またOFFのときに切り替えが下手なため脳の休息にならない。
わたし自身の見た目は“普通”だから厄介ですよね。

40歳台からの約10年間、何かで紛らわせなければという思いから、いろいろなことをしてみました。ジムに通ってトレーニング(汗を流す)、いろいろな人に会う・話す、などから「ミニ盆栽」まで気がつけば手を付けていました。
特にジムに行っていたとき
当時、平日の週4回夜に通っていました。
チェストプレス・ショルダープレスなどのマシンとバイクを中心に。
なぜだかわかないのですが、当時目標は「体脂肪率10%を切る!」。
ストイックにやっていて、あとちょっとで体脂肪率10%切れるかなってところにいったときになってもなんの高揚感がない・・・
体脂肪率10%切れそうになってから数カ月通っていても一向に落ちない・・・
感覚が「減点法」になっていたのかな?

そのとき、それを見ていたある人から「ストイックになるのではなく、気軽にできることを何かしてみたら?」と言われ、そこで「メダカ」に出会いました。
メダカは、その道がわかる人たちにとってかなりのブームになっていて、いろいろな改良型が出てきて今では数千種類?のメダカがいます。1匹100円前後から数万円まで、シンプルな形からまるで錦鯉のようなものまであります。熱帯魚よりの温度管理が少ないため、気軽にスタートできるものだと思います。
一昔前までは観賞魚を飼育する場合、水槽を含め照明などかなり維持費(電気代など)がかかるイメージでしたが、照明もLEDタイプのものになり比較的手軽にできるようになったかと思います。
近くのいろいろなペットショップやホームセンターのペットコーナーに行きました。わたしの中で今までいろいろ手を付けていた中で感じなかった感覚“癒し”を感じるようになりました。

●外掛け式フィルター
水槽用のろ過フィルターです。これを付けることにより水面上からろ過された水が循環されて流れる仕組みになっています。
感覚的に個人差があるかと思いますが、わたしの場合、この流れる音が川のせせらぎの音に近く感じることで精神的な落ち着きを保てるようになりました。

それぞれメリットもあればデメリットもあります。
春から夏の季節にかけて、水槽内の水温が急に上がることでコケ類が急成長してしまうこと、水槽内のメダカやシュリンプの活動が活発になることで排泄物が多くなり、バクテリア注入しても追いつかない場合があること。
このメンテナンスを怠ると一気にどぶのように(汚れやにおい)なってしまいます。

最初のころは水槽が小さかったため、夏場の温度調整がうまくいかなかったときがありますが、今ではメダカやシュリンプが多く卵や子供を産んでくれるようになり2代目が多くなってきました。水槽は40センチクラスが4つ、60センチクラスが1つの5つの水槽で5種類のメダカ、2種類のシュリンプを飼育しています。

●ソルフェジオ周波数
川のせせらぎの音って癒されたり、落ち着いたりしますよね!
この川のせせらぎの音って、ソルフェジオ周波数の528Hzに近いようです。
基本となる癒しの周波数「528Hz(ヘルツ)」
528Hzは、9つのソルフェジオ周波数の中でも、基本となる周波数で「奇跡の周波数」ともいわれています。過度なストレスに晒され、傷ついたり壊れたりした細胞のDNAを修復するといわれています。
ソルフェジオ周波数は9種類あるそうです。
そのほか、集中したいときとか、気分を盛り上げたいときとかなどその場面場面に応じて聞いてみることで何かの一助になるかもしれません。

あのとき「ストイックになるのではなく、気軽にできることを何かしてみたら?」って言ってくれた人、その人は、いわゆる「べき論」を決して言わない人でした。
経験則からいうと、「食わず嫌い」はいけないんだな!と。
また、「べき論」者は、HSPにとって、天敵と思わないといけないのかも?と。

「べき論」が強い人たちからみると、HSPやそのグレーゾーンにいる人たちは「変わり者」という位置づけにしてしまう。
また、「ムラ社会的考え方」を持つ人たちにとっても、HSPやそのグレーゾーンにいる人たちは「排除すべき人」の位置づけ。

生きやすい「環境」は自分で作り上げなくてはいけないのかな?

参考書籍 
ちょっと敏感な人が気持ちよく生きる本(苑田純子著 長沼睦雄監修・三笠書房)
「敏感すぎる自分」を好きになれる本(長沼睦雄著・青春出版社)
気にしすぎる自分がラクになる本(長沼睦雄著・青春出版社)
過敏で傷つきやすい人たち HSPの真実と克服への道(岡田尊司著・幻冬舎)


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