#35 わたしはHSPのふどうさんやさん 〜HSS型HSP 生きづらさを軽くするための格闘記〜

■脳科学系の本を読み始めてからわかったこと

「苦=ストレス」(だけではありませんが・・・)
できればストレスフリーで生きていきたい・・・

HSPだからというわけではなく、老若男女すべての人が何かしらのストレスをもって生きています。いいストレスと悪いストレスもあります。
「いいストレス」とは、いわゆる“いい緊張感で迎えられる”といった前向きに感じられるストレス。「悪いストレス」はネガティブに感じてしまうストレス。

その「悪いストレス」をどうにかできるのなら・・・

■ストレスとストレスホルモン

脳科学系の本を読み始めてからわかったこと
それは、
感受性の幅が広いこと、ココの脳のクセと刺激が調節できればいくらかはHSPの苦しさを抑えられるのではないか?

一流の頭脳(アンダース・ハンセン著・御松由美子訳・サンマーク出版)の中で、
身体には、「HPA軸(視床下部・下垂体・副腎軸)」と呼ばれるシステムが備わっている。HPA軸は脳の深部にあるH(hypothalamus)つまり視床下部から始まっている。そして、脳が何らかの脅威を感じると、視床下部がホルモンを放出してHPAのPである下垂体(pituitary)を刺激する。すると下垂体が別のホルモンを放出し、そのホルモンが血流によって運ばれ、HPAのAである副腎(adrenal gland)を刺激する。それを受けて副腎は「コルチゾール」というストレスホルモンを放出し、そのために動悸が激しくなる。
この一連の反応は、一瞬のうちに起きる。叫び声(警告)が聞こえてから血液中のコルチゾールが増えて心拍数が上がるまで、ほんの1秒ほどしかかからない。

叫び声(警告)はおおもとをたどればHPA軸が発したものではなく、HPA軸を動かす「扁桃体」が発したものなのだ。
扁桃体はストレス反応を引き起こすだけでなく、そのストレス反応によっても刺激を受けるのである。

これをストレスがストレスを呼ぶという悪循環であるということです。
この扁桃体が興奮やパニック発作をする「アクセル」に対して、「ブレーキ」ペダルのひとつが海馬というところです。気を付けなければならないことは、この「海馬」は記憶の中枢であることです。
コルチゾールが増え続けることで「海馬」のブレーキを踏み続けてしまっていると擦り減ってしまい、ブレーキが利かなくなってしまうのです。

この「海馬」のブレーキをなるべくしないようにすることが大事なんだ!
では、どうしたらよい?

一般的にストレスに強いひととは、
・「ひとはひと、自分は自分」といった「自分軸」をしっかり持っている人か、あまり意識していない人
・ストレスを感じても受け流すことができる人
・プロセスを楽しめる人
などが挙げられ、逆にストレスに弱いひとは、
・周りの言動を気にしすぎてしまう人、流されやすいひと
・不安症な人
・「○○すべき」が強いひと
などが挙げられます。

まさしく、わたしはストレスに弱い人の典型的なパターンでしたね。

でも、HSPというのは病気ではないことから、わたしは「HSPの気質=クセ」と思い込み、ある程度、脳神経系の伝達を見極めることで、良くないところは抑えられ、良いところは伸ばせるのではないかと考えているのです。

厄介というか、ダメなことは、
“感じているのに感じていないふりをすること”

わたしは、過去にコレをしてしまいました。
これをすると、コルチゾールが増えていて海馬のブレーキをかけているのに感じていない、セロトリンが出ていても気がつかない状態になってしますのです。

脳の信号を受け取ることができずに、身体を蝕んでいくのです。脳が機能しないというのは感情的には「無感動・無関心」、脳の信号を受け取れていないことが内蔵のエラーを招いていくことになります。潰瘍系の病気が一般的にいわれています。
ただ間一髪というか、運よく逃れることができたのが、もともと新陳代謝がほかの人たちと比べて良かったこと、内臓自体が悪いモノを溜め込まずちょっとしたことで崩れてしまったこと、内臓が丈夫だったことではないかと思っています。

振り返ってみると、おかしかった状態が10年ちょっと続いていましたね。逆にHSS型HSPだったから、この不調があっても仕事はできていたのかもしれません。

もうひとつ
振り返ってみれば、「運よく」快方に向かえることができたこと・・・

参考書籍
一流の頭脳(アンダース・ハンセン著・御松由美子訳・サンマーク出版)
脳からストレスを消す技術(有田秀穂著・サンマーク出版)
ストレスに強い脳、弱い脳 そのカギはセロトニンが握っていた!(有田秀穂著・青春出版社)

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