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私が"サラ"になるまで

 はじめまして!”とある人生迷子”ことユイ、もといサラと申します。
 初めてのnote、初めての記事です。

 普通ならこの記事は自己紹介をする習わし(?)なのかもしれませんが、書いていきたい事が大きく少し気が重いので、あえて冒険譚チックな内容から始めてみます!
 まずは楽しい思い出から私の人となりを知っていただければ、という思いです。

 今年(2024年)今まで勤めていた会社を退職し、約1ヵ月半モンゴルへ行ってきました。
 それを振り返る1ページ目とも言えるこの記事では、周りからよく聞かれる事をベースに経緯を綴っていこうと思います。

なぜモンゴルだったのか?

 この冒険譚を書き終えたら改めて自己紹介させていただきたいのですが、趣味の1つに乗馬があり、それを始めた時から”馬でモンゴルの大草原を横断すること”が私の夢でした。
 (みんながみんな、そうであるとは考えていませんが)球児が甲子園を目指すように、登山家がエベレストを目指すように、私も好きなことで大きな舞台に挑戦してみたかったのです。

 もちろん何かしらの大会に出る事も目標にありますが、根っこは怠け者で面倒くさがりな自分。苦労する事が大嫌いです。
 だからこそ自分の限界を見てみたい、それを超えて得られるだろう達成感を手にしたいという想いが、モンゴル横断という夢に繋がったのかなぁと思います。

なぜ”今”だったのか?

 ここ数年、ずっと会社を辞めたいという思いが心にありました。だからと言って、低いながらも安定した給料は手放せない。そして元々環境の変化が苦手な自分。私なりに苦労して落ち着いた会社と、正社員という身分から飛び出していく勇気もありませんでした。

人生の避難小屋との出会い

 会社での行き詰まり感と現状維持のジレンマが大きくなっていく中、ひょんなことから”農家民宿ととのや”を訪れる事となり、その日から私の人生は大きく変わっていきました。
(こうして書いてみると、本物の物語みたいで不思議な感覚です笑)

 それは去年の9月。たまたま誕生日の夜でした。
 その日に至る経緯も冒険譚の後に回すとして、ととのやの人々(ととファミリー)はみんな穏やかでオープンで、初対面にも関わらず何でも話せてしまった!

 会社では感じている違和感や自分の考えを話しても受け入れられなかったり実現し得なかったりするけど、ととのやでは自然な事として共感してもらえた事も嬉しかった。
 ちょうど引越し先を探している事も話したら「じゃあうちに住む?」と軽く言われ、場所も人も好きになっていた私は二つ返事でアパートの更新月に合わせて荷物をまとめ、晴れてととのやの”住人B”となりました。

ととのや、こんな所です

ととのやでととのう

 住人Aは、ずっと年下なのに落ち着きに加えて行動力、芯もあって圧倒される女性でした。彼女も半年前からととのやで暮らす内、今みたいなスーパーウーマンになったと聞きました。
 自分を変えたかった私は「ここに住んでこの子のようになれれば」と、情けない考えですが、ととのやという場所とファミリーへの他力本願で住み始めたのです。

 でも、これが許された。

 後から聞けば、私のような人間がリフレッシュのため駆け込めるような”人生の避難小屋”というような側面も想定した宿とのこと…。
 ととのやで暮らす内いろんな人や生き方・考え方に出会い、社会で身に着けてきた「大人なら」とか「普通なら」とかいった、当時の私にとっては呪いのようなものが段々と剥がれ落ちていくようでした。

究極、衣食住と税金さえ賄えれば生きていけるから

会社員とそれ以外を隔てる壁って向こうが見えないから分厚く見えるんだけど、一歩踏み出して乗り越えて、振り返って見ればほんの薄い壁だって事に気づくもんだよ

 ととファミリーから書き出しきれないくらいたくさんの気づきと勇気をもらって、ついに会社を辞めるという決断ができました。

ととファミリー集いの場

人生の分岐点

 退職して時間ができた私。今までは結婚して家族を安心させてあげられない事が悩みだったけど、独りだからこそ何でもできるしどこでも行けると気づいて「今こそ夢を叶える時だ」と思いました。
 しかし退職を含め、人生で大きな決断を避けてきた私らしく…最初から横断を目的に1ヵ月半も渡航するつもりはありませんでした。

 幼い頃から筋力も体力もなく、疲れる事を全力で避けてきたせいで、今は立派なモヤシです。

 特に寒い時期や季節の変わり目では何度も風邪をひき、その時期は風邪薬をサプリメントのように摂取しているような人間です。もちろんお腹も弱いです。
 というわけで、慣れない環境で風邪や腹痛に悩まない自信はなく、まずは下見に1~2週間だけ行ってみようと考えていました。それを人に話したら、

人生で時間・お金・健康、これらに加えて気力、全部揃う瞬間ってなかなかないよ。チャンスが来たら、夢は叶え切る勢いで動かなきゃ!

って言われてまさに今、人生の分岐点に立っている事に気がつきました。
 そして、今まで似たような分岐点で三度も挑戦を選ばず、後悔し続けてきた事も思い出し「今度こそ後悔したくない」と思いました。

(海外の生活を体験する事に昔から興味があったのに、高校時代に短期留学、大学時代に留学、新社会人時代にワーキングホリデーという選択肢を選ばなかった)

夢を叶える勇気

 ととのやへ引っ越し、住人Aと同じくたった半年で、過去には想像できないような変化があった。それを考えると、来年の夏はどこで何をしているか、またモンゴルへ行ける状況かわからない。
(モンゴルは気候の変化が激しく、モヤシの私が滞在できるのは夏季に限られるので…)
 お金も、貯金を切り崩す今後よりも退職したばかりの現在の方が余裕あるに決まってる。

 人にそれらを指摘されて、夢を叶えるのって、自分で決断と行動をする大きなエネルギーと覚悟が必要なんだなって感じました。
 今までは夢見た事が目の前に来るなんてなかったし、来ていてもそれに気づかなかったから、そんな当たり前の事も知らなかった。

でも今、私は人生を変えたくて行動し続けている!だからやらなくちゃ!

 いい歳して何の挑戦もしてこなかった私は、こうして半ばやけくそに一念発起して、モンゴルを目指したのでした…笑

#はじめてのnote
#想像していなかった未来
#振り返りnote

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