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プロジェクトあるある(51)

本日のプロジェクトあるある:

「自分が経験してきたことのない別分野システム構築に対して、9割のエンジニアはできれば避けたいと思い、1割のエンジニアは挑戦しようと考える。この傾向は年齢上昇とともに強くなる」


エンジニアは、基本自分が勉強したり経験してきた範囲には自信を持って対応します。

しかし、経験がない分野に関しては、自分の中に引き出しがないので及び腰になる人が多いです。

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どうしても自分が今持っている武器で勝負したいと思うのですよね。

前職時代の会社には、いわゆるネットワークエンジニアという、主にルータやスイッチという機械を使ってシステムを設計できるエンジニアが多く在籍していました。

それに対して私が担当していたのは音声の世界。IP電話システムの設計や構築をメインにやっていました。

IP電話システムというのは、ネットワーク上を通信するシステムなので、当然ながらネットワーク技術についてもある程度わかっている必要があります。

私は前職で15年以上働き、約10年間IP電話システムを設計・構築するチームに在籍していましたが、ネットワークエンジニアからIP電話システムに挑戦しようと私たちのチームに移ってきたエンジニアは、私の記憶している限りなんとゼロ。

新卒の配属や中途採用、ベンダー契約のエンジニアはいても、社内異動による参加はただのひとりもいなかったんですよ。

あれだけ高い能力を持ったエンジニア集団であっても、新しい分野へのチャレンジは避けたいんですよね。

そして、この傾向は年を重ねるごとに強くなっていくと感じています。

まあ、それぞれのキャリアへの考え方がありますし、私の知らない他の分野へのチャレンジをしている人たちもいるとは思うので自分のチームにきていないからこの意見が絶対とは言いませんが、あくまで私の個人的見解です。

営業さんが受注した案件でも、自分が新しく挑戦する必要のある案件をとってきたら如実に

「私はxxxxしかできません!他のところは私は知りませんからね!」

と頑なになるエンジニアを数多くみてきました。

かく言う私も昔はそうだったしな(汗)

チャレンジをしようというエンジニアは割合としては少ないんですよね。

だから、そういう案件はまたその少ない人に集中していくという流れができてしまうのです。

一つの分野、自分ができる範囲だけに固執していたら、長い目で見たら結局自分の首をしめてしまうことになってしまいます。そこは少し頭の中に入れておいた方がいいかもですね。

そもそも私がVoice野郎になったのも自分の意志ではなく上司命令でしたからあまり人のことはいえないんですけどね(笑)

それではまた!

日々感謝 m(_ _)m













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