東京オリンピック卓球女子団体決勝を通じて思った事
中国に0-3。
数字だけを見たら、惨敗に見えるかもしれません。
ただ、最初から最後まで試合を全力で応援した私としては、その力の差は間違いなく縮まっていたと感じました。そして、大会通じて唯一日本だけが中国を「本気に」させたと思います。
それにしても、あの中国の気迫、ここがふんばりどころ、という場所できっちりと点を取る強さ。
技術やスピードが負けているのではないです。そういうことではなく、根っこにもっている精神性のの違いを見せつけられたという感じでした。
ゾーンに入った時の伊藤選手や平野選手は本当に手が付けられないくらいの展開で点を取っていく爆発力があります。
差を感じるのは、お互いに流れをつかんでいない膠着状態になった時です。
この状況ではいい形で競ることはできてもなんだかんだ中国がきっちり取るんだよなぁ。
これは私の個人的な感想になりますが、中国対日本の試合は、極端に言えば「国のために勝つ」対「個人のために楽しんで勝つ」というメンタリティの勝負だったのだろうと思います。
国のために、という思いはこうも強烈な力を生み出すのか。
楽しんで勝つという気持ちによって力を出していくアプローチは素晴らしいことですし、私も賛成の立場をとります。
中国の壁はまだまだ高かった。その壁を、「楽しんで勝つ」という気持ちのさらなる昇華によって勝つ日がくることを私は信じます。
試合終了後のインタビューでは、涙をこらえながら答えていました。いろんな思いがつまった涙だったのだろうと思います。
一転、メダル授与式の3人の笑顔は本当に晴れやかで素敵でした。
全力を出してやり切れたからこその笑顔なんだ、と思いました。
石川選手、伊藤選手、平野選手、
銀メダルおめでとうございます!
本当にお疲れ様でした!!
日々感謝 m(_ _)m