起業の決意表明
2020年2月にFlyle(フライル)という会社を立ち上げ、4/1からフルタイムメンバー4人体制になります。いよいよ本格始動できることが嬉しく、記念に初noteを書いてみました!
自己紹介も兼ねて、"起業の決意表明"ということで。
自己紹介
慶應大学在学中に、ネクスベルというHR企業を立ち上げ、その後、2014年にZUUというスタートアップにジョインしました。
自分がZUUに入ったタイミングはまだ社員2名とかでした。マンションの小さな一室から始まり、オフィス移転2回・資金調達・海外進出・マザーズ上場までを経験させてもらい、2019年3月に退職しました。
ZUUでの最後約1年は、執行役員としてZUU onlineというメディアの収益責任者・新規事業を担当してました。当時は(社外除く)取締役3名・執行役員3名体制で、平均年齢35歳を超える経営陣の中、唯一20代で役員をやらせてもらい、かなり鍛えられました。上場前後の重要な期間において、金融・IT業界で経験豊富な人たちと、組織や事業に関して、本気で議論できた経験は一生の財産だと思ってます。経験の少ない若手を抜擢してくれた会社には、感謝しかないです。
ZUUを辞めてから1年間は、起業準備期間として、プロダクト検証や仲間探しなどをしていました。
この1年間色々考え、だいぶ方向性が固まり、素晴らしいメンバーも揃ったので、2020年2月に会社を立ち上げ、いよいよ4/1から本格始動です。
なぜ起業するのか?
起業すること自体は、大学生の頃から決めていました。
大学4年の時、よく考えずに、内定先も辞退してしまい、学生起業の道に進み、退路が断たれたのも大きかったと思います。その後、創業期のZUUに入ったのも、起業家として修業を積むためでした。
勢いでスタートアップに飛び込んで、他の選択肢を考える余裕もなく、気づいたら夢中になってた、という感じです。
また、自分の根っこにある思いとして、「人の可能性を証明したい」というのがあります。(なぜか)「誰にでも世界を変えられる可能性がある」と心底思っていて、それを証明したい、というのが学生の頃から変わらない思いです。
なぜこのタイミングなのか?
まず、「今すぐ作りたいプロダクトがある」というのがあります。この1年間は、色々な事業を検討したのですが、その中で本気で作りたいプロダクトが見つかりました。詳細は後日共有しますが、"顧客フィードバックを一元管理しプロダクトの進化を強力に早めるSaaS"(プロダクトマネジメント系ソフトウェア)を開発中です。
※プロダクトについては、こちらに書きました。
また、「一緒にやりたい仲間がいる」というのもかなり大きいです。僕含め4名で会社を立ち上げるのですが、全員、心から尊敬できるメンバーで、自分にないものを持ってます。簡単に紹介すると、ユーザベースで4つのSaaSを経験してきたCOOと、ビズリーチで同じく複数のプロダクト開発に関わってきたCTO(フルスタック)、もう一人も優秀なエンジニア(バックエンド)です。メンバーの相性や性格・スキルの補完関係含め、理想的な共同創業メンバーが揃ったと思ってます。
決意表明
プロダクトや会社のミッション・ビジョン・バリューに関しては改めて共有します。
それ以外の部分で、個人的に貫きたいと思っているのは以下2つです。
1. Flyleの由来"Flywheel Effect"
人生で僕が最も感動した本が『ビジョナリー・カンパニー2』です。去年、久しぶりに読んだのですが、企業が創業期から急成長する一連の流れを経験した後に読むと、かなり刺さる箇所が多かったです。もっと早く読み直せばよかった..
社名のFlyle(フライル)というのは、この原著『Good to Great』に出てくる"Flywheel Effect"という言葉から造りました。日本語訳にすると「弾み車の法則」で、企業の成長サイクルを"巨大で重い弾み車"に例えています。Amazonも"Amazon Flywheel"という独自のサイクルを定義しており、この徹底により成長したとも言われています。
※Amazon Flywheel
Flyleには自分たちはもちろん、クライアントやユーザーに対しても同様の成長サイクルを実現したいという思いが込められています。
また、言うは易しですが、『ビジョナリー・カンパニー2』に書いてある内容を忘れずに、徹底しようという思いが強いです。この本について語り出したら止まらないので、ここでは詳しい内容については触れません。 是非、まだ読んでない人は読んでみてください!
2.世界中で使われるようなプロダクトを創る
大学時代、1年間アメリカに留学してたのですが、その頃、使い始めたSNSがfacebookでした。国籍を超えて、色々な人と繋がれる価値をまさに実感しているタイミングで、映画『ソーシャルネットワーク』を見て、凄くワクワクしたのを覚えています。
それ以来、日本国内だけでなく、「世界中で使われるようなプロダクトを創りたい」という風に思うようになりました。ZUUでも海外事業をやらせてもらいましたが、日本国内と変わらず挑戦すれば誰にでもチャンスがあると思っています。去年もニューヨークやシリコンバレーなど訪問して、色々な人に会い、勝手に決意を固めてきました。 まずは、日本で基盤を作りつつ、本気で海外市場に挑戦できるところまで、もっていきます。そのために、毎日、英語も頑張っています。
2020年の目標
とにかく、プロダクトの磨き込みに集中する1年間にしたいと考えています。
『ビジョナリー・カンパニー2』に「良好は偉大の敵」ということについて書かれた箇所があります。
偉大な学校が無いのは何よりも良い学校が多いからだ。(中略)偉大な人生を送る人が滅多にいないのはかなりの部分、平凡な人生に満足すれば気楽だからだ。偉大な企業が滅多にないのはまさに、ほとんどの企業がそこそこ良い企業になるからだ。
これを肝に命じて、本当に価値あるプロダクトが作れているのか?ということにこだわります。自分が納得できていない中、中途半端に前進することは、目標から遠ざかることだと思っています。弾み車(=Flywheelの日本語訳)をゆっくり1回転させるような1年間になると思いますが、それがその後の加速のために最も重要なプロセスだと考えてます。
世界中、新型コロナの話題で持ちきりですが、こういった不況期ほど、顧客にとってなくてはならない=Must Haveなプロダクトを作らないと生き残れないと思ってます。
かなり世の中が騒がしいタイミングでの起業になりましたが、これからプロダクト作る僕らにとっては、むしろチャンスと捉え、頑張ります。
仲間募集!
一緒にプロダクトを作ってくれる仲間を募集しています!特に、エンジニア・デザイナーの方、気軽にDMで連絡頂ける嬉しいです。
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