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【ネタバレ】メギド72、6章3節感想

はじめに

この記事はメギド72のメインストーリー、最新節のネタバレを含みます。

未クリアの方はご注意ください。

なお、ステージ番号を目次にしていますが最初のステージのみメモを忘れていたのでまとめて書いています。ご了承ください。

ステージ57

前回の心温まる引きから一転。
軍団が退けた窮地。あれだけ熱かった逆転劇も……
今回の驚異への仕込みだった。
側から見れば集団リンチで人を殺したようにしか見えない…
もう、のっけから不穏な空気、しんどい予感にキリキリしていました。

アドラメレクの最期のシーン。
あの散々揶揄されたガバガバな耐性も「出来損ない」の「手を抜かれた」改造メギド体ゆえ。彼の受けた屈辱がどれほどのものだったか窺い知れます。
「転生の条件を探っている」8魔星の誰か。
おそらくはRシトリーのキャラストに出て来たあの人ではないかと思うのですが……しかし、何のために?
そして、今際の際でのアドラメレクの独白。
こんなところで好感度上げて来るのずるい……
別にいい人になったとかでは全然ないんだけど彼は彼なりに生きていて、後続のために何かをなさんとした者だった……

グレモリー&オリアスたちとの合流シーン。
シャックスの「デカデカ」呼びの衝撃。デカデカ。
もうソロモンめっちゃバラムへの好感度高くなってますね…仲良しになってる……
「注目用の杭」とかいう胡乱なアイテム……ようは照明弾なのですが。

「海が落ちて来る」

冒頭でのサルガタナスの伝言と同様の予言。
さらにペルペトゥムではアンチャーターも起動されていて、怖い……と震えていました。

そういえば、この時点でペルペトゥム側のメギド、軍団長の「セメルーゼ」とその副官の「サブブカ」が登場済みですね。
今回はものすごく雑ネームがたっくさんでてきた気がするんですが……なぜだ。

ゲートの復旧とそのためのゲートの仕組みの解説。
あたまがいい(あたまのわるい感想)

一方、コラフ・ラメルにいたブエルちゃんにヴィータの悪意が襲い掛かります。ブエルちゃん相手ってところがえぐいですね。
標的がどうしたってそういう子になる。迫害。
も、もうだめだ……(精神が死にかけた)

「ただ、生きること」を試せない、と悔しがるアンチャーター。
「ただ、そうできる」はずのことを許されない。

ここで残り3つのアンチャーターはハルマゲドン派が……サタンたちが所有してる、と明かされる。

なお今回の雑ネームたち
メンドーサ「面倒だし」
ツギガル「次がある」
アキレデス「呆れるぜ」
助けてくれ………

このあたりで、喧嘩する猫botがやたら騒がしいので不審に思いました。
これは何かある。(あった)

57-4

『最悪の展開』

ついに群衆たちの恐慌が頂点に。
やつらは悪魔だ。悪魔を追い出せ……

オリアスが言う。「悪魔とは何をしてもいい、許される存在」
様々な負の感情の行く先となるもの。
……インターネットとかでもよく見かけますね。
無辜の人間が集団に吊るし上げられ、生きながらに焼かれた事件を思い出しました。

ここでボス戦。1時間ほど苦しまされました。クロケル持ってるのに…
なんだかんだで今はVHまでクリア済みですが本当にダメかと思った。

さて、ここに来て「扇動者」が現れます。
その正体はまだ明かされませんが、ここで声高に叫ぶ組織の男。
いや本当にこの時は腹立ちましたね。一番嫌いな……状態。
この時はこの男に対して怒りがありましたが……恐らくは、そうではない、「そのパーソナリティ」のせいではない。
真実なんてどうでもいい、悪だと信じられるものがあればいい。
そして本人も虚構を真実だと信じきっている。
……「真実」を知ってる側からするとあまりにもあんまりですが、よく考えるにしたって彼らの中にある手がかりからはこう言う結論になってしまう。
それに対して何かを言えるのだろうか……今はそんな気持ちです。

それでも、振りまかれた「悪意」は、やはり「毒」。
滅びを促進するものになってしまう。

……この辺りでアンドラスのシーンが挟まります。私は死んだ。
副官殺害後の不穏な流れを受けて、ケガ人の治療を引き受けていたアンドラス。その治療がひと段落します。
「メギドの力も使わずに」やり遂げたアンドラスを見て「お前は医者だ」というラウムくんに、「うん、そう、医者…」と言うアンドラス。
そのまんまな感想が出て来たことへの「せやな」的な返しなのかもしれない…落ち着け……と思ったけど、この時のアンドラスの疲弊具合を考えるとやっぱり自分自身の在り方を確認してる台詞に思えてならなくて、胸を押さえています。
アンドラスとジズの絡み……っ
ありがとう……(天を仰ぐ)
この二人で絡んだら結構面白そうだなあ、と何でだったか考えてた(ひとつはアドラメレクに追放されたもの同士、だったけれどもうひとつぐらい理由があった気がする)ので、メインストーリーで見られると思わず……
そしてちゃんと怪我人のメンタルケアについても解ってるあたり、もうアンドラスお前ってやつぁ……ってなってました。推しが尊い。

でも市場で買い物を市場で解剖はひどいと思う。

しかし、カニの解剖の提案を受けて、それより市場にカニが出回ってることに興味……疑問を持つアンドラス、完全に解釈一致なんだよな……
彼は解剖だったらなんでもいいわけではなく、謎や疑問の中身を見たい、故に解剖というアプローチを取るのだと思っているので……サンキュー……

58-1

『思惑の外へ』

ここでシバの登場。この時の安心感よ……
きっと彼女ならなんとかしてくれる……群衆をまとめてくれる……
そんな希望とともに、メギドラルがなにを仕掛けているのかを探りに「外」へとでていきます。

ここで、イベントの時間軸との関連が示唆。
サタナイルさんは最近仲間になったらしいので、直近のイベントがサタナイルイベントっぽいですね。
ただリジェネバルバトスが5章と6章の間という感じだったので(キャラストより)イベント内でバルバトスがリジェネしてたサタナイルイベントがその時期というのは納得。

ペルペトゥムの情勢を聞いて、コルソンが今はメギドラルにジニマルさんがいる……と呟く。よし、あっちもなんとかなるな(安堵)

58-2

『大河のほとりにて』

突然だが雑ネームの群れだ!

ボヤーク・ケイカ・ナランゾン!

この一瞬のネタのためだけのネーミング……!

そしてセメルーゼさんが「交渉」……ヒュトギンの思想のことを語る。
ヒュトギン、直後のイベントで登場&配布が決まっているメギド。
ここで名前を出してくるんだなあ……

「点穴」がなんなのか、ということの物語的解説。
精神の集中によってフォトンの濃度を上げる、それ自体はヴィータにでもできる。すごい。

ここで、メギドラルの作戦についての「答え」に行き着く。
メギドラルから海が落ちてくる。
……それは、サルガタナスが嫌がるわけだ。
メギドラルの海を守りたいのだから。

58-3

『死闘ペルペトゥム』

ケイカさんがめっちゃガープを評価してるのがアツいですね……
自分たちが上位だという考えを捨てろ。
と、すぐに切り替えてガープの力を「そのまま」見抜く。こういうの好き。

フライパン武器談義でベリアルさんの謎のツボが明らかに。
なんだこの可愛らしい場面は。
しかしアイムさん、なかなか……メギドですね……
議会場を潰したクラッシャーとして伝説になっているとは。
そしておそらく「調理器具」ではなく「超力具」として記憶されたであろうフライパン。
さっきの点穴の話がそのまま逆転への布石になってるのとかうまいですよね…しかしアイムさん、リジェネしたら点穴型になったりする?

58-4

『眼前の強敵』

いきなりフォルネウスが顔見せするわ、
いきなりSAKEが入るわで、ツッコミが忙しい……!
キツい状況が進行中だからか、今回割とシリアスな中にネタ突っ込んで来てますね。

ここのボス、リジェネアモンくん使って倒したんですがその直後にリジェネアモンくんが登場したのでびっくりしてしまいました。
しかし、ここで「葬送騎士団」とは……初めてソロモンたちの前に立ちはだかった、「人間」の……対立したものたち……

ペルペトゥム。
変わることは止められない。
自身の破壊と再生の繰り返しこそが「生存競争」だと語るガープ。
4冥王イベントでも、「変わることができる」と語っていたのでああ…という気持ちになりましたね。
でも、変わっていったからといってガープがガープであることまでは変わっていないのが相対するものの畏敬から伝わって来ます。
ガープは変わらず「彷徨う死の王」でもある。

とか、いってたらベリアルの一発を防いだセメルーゼ氏(お前マモルーゼじゃん)による名乗りで爆笑してしまったんですが。
不沈軍団「マモランティス」ってなんだよ……

59-1

『目線を1つに』

出てくる敵がシェルドレイクってところでお前……!?ってなってたけどみんな同じことを思っていた。2回バリアはやっぱりみんなお世話になる……

ペルペトゥム側ではここでオロバリアス……もといサタナキア登場。何一つ合ってない!それでもベリアルここまで結構頑張ってたよな……

シバの女王の群衆への語りかけ。
メギドについて……しかし、群衆のガヤで「なんと!」って声がやたら目立ってた上に繰り返されたのでちょっと面白かったです。

守ろうとしているものはここにいる皆ではなく、皆の未来。
それは、かつて生きたものがなし得なかったことを魂や想いが循環して…還って…巡り巡ってやがて再び誰かが成し遂げる時が来る、そういった可能性。いつか、どこかで。そのために……守る。

なんだか、私はずっと「何のために子孫を残すのか?」って考えていて。
納得いかないものを抱えていたんですよ。
そんなの、ただの性欲への言い訳なんじゃないか、みたいな。
それは言い過ぎにしても、何の意味があるのかわからなかった。
なぜ未来に引き継がねばならないのか。
ずっと未来を続かせる理由は一体何なのか。
それが、少しわかったような気がしました。
それは祈りであり、救いであり……碑なのであろうと。

ここで……ソロモン王たちが何であるかを伝えるために抜擢されたのがバルバトス。吟遊詩人。
私が近年好きになる作品には「芸術の力」を大切にしてくれる作品が多いのですが、メギド72もそれで、好きだなあと思います。心の世界を大切にしようとしてくれる。

「オロバリアス」についてアイムさんによる骸骨の頭した魔女という形容に笑ってしまったし、ニバスちゃんによる「ペットが悪趣味なだけの、クールでマッドなクソ野郎紳士」っていうサタナキアへのコメントもひどいですね!どんだけボロクソ言われるんだこいつ!

窮地を救った町でいきなりジズが耳触られて目を丸くしてしまった。
メギドだろうと何だろうと感謝してくれる人もいることはとても嬉しい。

アジトでのペルペトゥムに応援を送るためのコルソンの提案について、姿振る舞いが子供だからと退けずに、対等な存在として見てくれる教官が本当に良いですね……

59-2

『夢の彼方へ』

今回は割と顔見せ的ではありましたがザガンちゃんにデカラビアと、これまで出番がなかったメギドたちもどんどん出て来るのが楽しいですね。
そして、救援の伝言をおくるために提案されたのがリリムの力を使う方法。
リリム曰く、危険も伴う方法ではありますがそれでもコルソンは行くという。それにしてもジニマルさんの武器が可愛い。

保健室イベントでも触れられてましたが、メギドとは存在そのものが「夢」のようなもの、心のあり方そのものというか……夢が形になったものなんですよね。今後さらに深掘りされるかはわかりませんが、そういうメギドという生き物にとんでもない魅力を感じます。

バルバトスの話を信用していいのか、というものたちに彼は信頼できる、と現れる証人たち。
食われかけていた女性が、人間にだって、ヴィータにだって女子供を狙う殺人鬼がいる、と言う。そこで、ああ、これは人種だとかと同じ話なんだと気づきました。いろんな奴がいる。いい奴も、悪い奴も。それは国や種族に関係なく。ここらへんはFFXでも語られてたなあ、と。

59-3

『鎮魂の騎士団』

現「葬送騎士団」のリーダーにして、ウェパルを殺した張本人、ハーフェンとの対峙。

彼が本当にしたいことは、「ソロモン王を殺すこと」ではなく、「理不尽な結末への抵抗」である、と告げるソロモン。そう、ただ抵抗したかっただけなんだな……
彼にとって、メギドは神話の存在で、だからこそそれだけの力を持ちながらなぜ自分たちのことを見てくれないのかと慟哭した。でも、メギドたちもただ生きて来た世界が違う異種族だった……

かつての自分は、村で生きた普通の少年だった自分は村が滅んだ時に死んだ、と語るソロモン。そう、彼の本当の名はもう、誰も……彼が語らなければ誰も知ることはないものになってしまった。かつての彼を知っていたものは皆いなくなった。だから、もうかつての彼はどこにもいない。
そして彼は「碑」となることを決める。思いの行き場、示すもの。「王」と言う名の碑に。

死んだものは過去に捨てられるのではなく、ずっと遠くの未来へと還るのだと、こんどはシバではなくソロモンの口から語られる。

そして……反ソロモン組織であった彼らとの和解はなった。

59-4

『海が落ちてくる』

こ、ここでサルガタナスと戦うの!?そんなことしてていいの!?
と本当のところ思いましたが、でも避けられない戦いではありました。
完殺が怖すぎる……ウァプラさんが覚醒スキル撃ったりして何とかしました。
やはり殴って冷静にさせるのは定番。暴力は全てを解決する。(私は非暴力主義です)
そして、この状況……落ちてくる海に対抗するための勝算は……あった。
アモンくんがシャックスポジションなの、結構面白いですね……スレた子供であっても、教育とかに関してはさっぱりだったみたいだしな……

それにしても飛びながらフォトンを供給し続けると言う荒技。
いい医者紹介すっから!なんてバラムに言われてしまう始末。

しかしここで、つまり節の途中でサルガタナスが仲間になるとは思わなかった……MEがかなり強いし強化解除できるスナイパーっていうのも強い。蘇生封じはどちらかというと対メギド用かなあ。ユフィールさんとか…

で、みんなでブネの背に乗り空へ。あれですね……ロマサガ3とかやってるとすごいなんか胸に来ませんか……やはり大空なんだよ……
ここの背中に乗るシーン、可愛さがすごかったですね。ジズのためにブネは屈んでくれるし。アモンくんは空飛んでみたかったとか言うし!お前!!

で、いざ出発というところで……「イタンダ」じゃねーよ!!その名前をやめろ!!!!!緊迫してるのに緊張感がなくなる!!!
しかしソロモン危うし、というところでバラムからまさかの名が……!

60-1

『ソロモン王の物語』

多分今回1番の衝撃。

ガープのキャラストに登場したゲスレオンの再登場。
しかも、専用立ち絵。お前、ダムロックだってまだなのにお前。
さらに、アローヘッド二代目。まじかよ。
地下の世界で生きて来た故に、届かなかったアローヘッド……
その、表舞台に立ちたかった、なしえなかったこと。
それがこうやって、還ってくる……いや、もうこんなの泣くでしょ……

王都。
群衆は物語を聞き、理解する。
葬送騎士団の少女も、また思いを告げる。
この辺りで、しつこく粘ってた組織の男が何をするでもなく彼女を許していて……あれ?扇動者じゃない……

60-2

『遥かなる勝算』

マモランティスにも悪名が知れ渡っているガギゾンくん、全くろくな目に合わなさそう。間接的にソロモンに協力してるとまで言われてたし、こちらにつかざるを得なくなるときも近いな……
そしてアスモデウスとツギガルの激突。
こういうところで、一騎打ちを願うあたりこう……いいですね。
マモランティス全体的にめっちゃメギドらしいし戦争社会に生きてるって感じなんだけど、故に戦うということに、戦う相手に敬意を払うのがすげーかっこいいなって思います。
マモランティス、名前がマモランティスなのに味のある奴ばっかでグッと来ちゃうからずるいよな……

さらっと出た、最初のアンチャーターの名前。『シニュム』。
アスモデウスさんの回想で、彼女と話していた。その時の彼女は大切な相手と話す時のようで……薄々、そうではないかと思ってはいましたが……

何回でも、何回でも立ち上がるガープ……倒れても、勝つのだと。
かっこいい…

60-3

『悪意を育むもの』

ここでのマルファスくんとシャックスの絡みがすごく面白くて良かったです。マルファスくん面白すぎるでしょ。
そして何かあるかと思っていた猫の喧嘩。やはり何かありました。
ベルゼブフの間者が黒い猫。そしてそれと戦うグリマルキン。
サタンたちがハルマゲドン派と言われていたので、黒い犬がメギドをヴィータ体でこの世界に持ち込む実験してたの何でだ……?ってなったりもしたけど……どんな思惑があるのか。
しかし、猫師匠は……猫師匠は、なんなんだ……!?!?!?!

しかし、扇動のやり方がフォルネウスそのものでちょっと怖い……

もうここら辺ガープかっこいいとかしか書いてない……

60-4

『万感の一撃』

ゲートを広げる幻獣に名を付けるアムドゥスキアス。
でもね、でもね……?

ここで作中キャラが雑ネームつけることなんてある?????

次元獣アナーケンは完全にメギド雑ネームと同じ方法論でしょ!?!?
穴開けん、クラーケン、うまいことかかってるし!

ペルペトゥムの戦争も、終わる。
「いい戦争だった」
おそらく最大威力のジールバッシュを食らって倒れるセメルーゼ……
お前たちもすごくいいキャラだったよ……

うーむ、なんだかんだでカニにあまり興味を示さないアンドラスくん、好き。そりゃまあ、メギドが化けた黒猫の方が興味深いよね……

葬送騎士団の女の子たちの会話が良い……
『この世界のどこかに、「関わらない」誰かが生きてる、どこかで何かをやっている』『だから、世界は生きてる』
いいなあ……それでいいんだな……

最後に

メモを元に書き起こしたものなので割ととっちらかっていますが、記録も兼ねているのでどうかご容赦を……!

メギド6章3節、この……未来を守ること、なぜそうするのか…について、真摯な回答を見せてくれたのが本当に良かったです。
変わっていくものと還るもの。

今回も胃が痛くなる展開かと思いきや、早い段階でシバが仲裁に入ってくれたのも心強かったですね……
すべてが前を向いていて進んでいくのが実感できる良いシナリオでした。

メギド楽しい……Thank you……

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