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026_いろんな時間軸を受け入れる余裕を

土曜日の朝は子どもの英会話教室の送り迎えで、自転車を漕いで四ッ谷に行く。授業中の待ち時間、あちこちのカフェに行ってひとり、思い思いの時間を過ごすのが週に一度の僕にとっての安らぎの時間だ。

四ッ谷駅周辺は実は古くからの住宅街も多くて、朝のこの時間に訪れるお客さんの何割かは高齢の方だったりする。それはお店によっても違っていて、スタバだと断然若い人が多いけれど、ドトールで6割、地元のいわゆる喫茶店だと8割くらいがシニア世代だろうか。

そういう人はお会計にもものすごく時間を使う。まずあれこれメニューを見て迷うし、いざ会計するときに小銭入れから細かいお金をひっくり返してきて、まぁ大体1分半から2分くらいはレジを占領する。あと会計が終わっても店員さんと世間話をしていて次の人に順番を譲ってくれない。

そういう様子を後ろに並んでいる立場から見ていると、せっかく貴重なひとり時間、45分しかないんだからなんだから早くしてよ…!というイライラな感情が立つときは大抵、自分の心に余裕がないときで、まぁしゃーないなって思えるときは、比較的精神状態が安定しているときだ。

ビジネス街でのお昼休みのコンビニでも思うけれど、基本的に僕にとっての会計の時間は、「スピーディに」がモットーだ。そのあとの時間になるべく重きを置きたいから。なのでメニューは即決だし、お会計はなるべく電子マネーだ。

だけど人によっては、お店のスタッフとのたわいない会話を楽しむこと自体を、その場所で過ごす楽しみの重きにしている人もいるかもしれない。そういう人の気持ちに立ってみると、ゆったりとした一連の流れのなかで成立する店員さんとのやりとりも、きっと大事なことなんだろう。(本人がどこまで意識しているのかは分からないけれど)

今日の僕は精神的に余裕があるみたいで、そんな考察をしつつ、普段は滅多に飲まないほうじ茶ラテにトライしつつ、この文書を15分で書き上げたので、あともう少しの一人時間を堪能することにします。みなさまも素敵な週末時間をお過ごしください。

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