愛する事の怖さ

7/15

 とても久しぶりの更新となってしまいましたね。もうちょい更新できんのかなと思っていたけれど、これがなかなかうまくいかないもんですね。
 
 唐突ですが、私、お付き合いしていた女性がいたのですが、1か月前くらいに別れてしまいました。今日はその話でもしていこうかなと。まあ、そのことについて書くことで心を軽くしようとしているだけというのもまた事実です。別れてからずっと引きずっていたから書くというわけでもないんです。さらにひとつ奥の怖さがここ最近襲ってきまして…ストーキングとかではないです。それだけ先に。

 1年ちょいお付き合いしていました。自分でいうのは恥ずかしいけど、めっちゃ愛していました。この人の為なら何でもする、この人の為なら死ねる、そんな感じです。なんで別れたのか。あなたとこのまま死ぬまでは一緒にいられないと思う、そういうニュアンスでフラれたんですけど、まあ、納得したかと言われたら決してそうではないですね。でも愛する人がした決断だから飲み込むしかできませんでした。でもね、嫌いになったわけでもないらしいんですよ。僕はどっちかが嫌いになるまで一緒にいたいとも言いました。情けない、諦めの悪い男ですみませんね。とにかく好きのまま別れていく意味がその当時は分からなくてですね。今はなんとなく分かります。結婚を意識していたのか、家庭を築きたいけど、コイツとは無理だな、そう思ったんではないかと。色々考えても向こうの本当の思考には辿りつかないから考えるだけ無駄なんだなとは思っているんです。でもしていましたね。一個やっぱり切り替えられん!と思わせてくる一言がありまして。「好きなまま別れてこの今までの思い出を良い、きれいな思い出として私の中に残してい」そう言われたんです。こっちの気持ちはどうなることやら。女心は難しいね。
 そんなこんなで20日近くたって、だいぶ落ち着いてきて、もう心も回復傾向になっていました。そんな今日、向こうのストーリーが更新されていて、ふと見てみたんです。そこには女の子が3人写っていました。今日はどこどこに行ってきた!楽しかった!という文章を添えてね、更新されてましたのよ。久しぶりに見てみたんです。未練とかではなくて、心から元気にしているかなって思って。あんなに急にこっちの気持ちも考えずフッてきた奴の現状なんてどうでもいいだろと思いたくなるけど、あれだけ好きだった人が元気でやっていればこちらもうれしいというか、何というか、そんな気持ちでオレンジ色のわっかに囲まれたアイコンを押したんです。三人とも知らない人でしてね、なんだ自分の写真は載せてなかったか、そう思って、次のストーリーを見るために画面右半分をタップしました。そしたらまた同じ三人。次押してもまた同じ三人。次を押しても。これをあと二回繰り返しても元カノの姿は現れずでした。最後のストーリーの写真を眺めていると、ひとり、どこかで見覚えのある服を着ていました。遡ってみていきますよねそりゃもちろん。遡るとどの写真にもその人はいました。またタップして最後の写真まで見ていきます。そこでやっと気づいたんです。僕の記憶からあの子のが消えたことに。何回顔を見てもパッとしないんです。けど身に着けているものが全てあの子のものだからきっとこれが元カノなんだと状況証拠で特定しました。顔だけ本当に忘れてしまったんです。焦りました。そしてまたふと思ったんです。声も覚えていないと。あれだけ長くほぼ毎日いたのにショックすぎる別れ方をすると記憶から消えるんですって。よく聞くじゃないですか。本当にしんどかったり、辛かった記憶が消えちゃうみたいな話。それがまさか自分の身に降りかかるとは。楽しかった旅行、一緒に観た映画、俺が飲みすぎて怒られた居酒屋の店内、たくさんの思い出はあるはずなのに、顔が出てこないし、声もわからない。向こうが大切にしたいと言ってくれた僕との思い出、あの子の中にあるといいな。僕はそんなことを言い残されて、ショックすぎて顔を忘れてしまったよ。皮肉なもんですね。今後会ったりしてももう気づけないんだという気持ちになりました。そう思うってことは本当に僕は彼女を愛していたんだと思います。それだけは胸を張っていこうと誓って乾杯!


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