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【大学受験】推薦入試に学科試験は必要?

こんにちは!
今回は「推薦入試に学科試験はあるの?」という疑問にお答えします。

共通テストなどの学科試験が課されない推薦入試は果たしてあるのか?
あるならば、自身にもチャンスがあるのか、気になりますよね。

推薦入試以外にも、大学入試の特別選抜には「総合型選抜」がありますので、それぞれについて見ていきましょう。

■「総合型選抜、学校推薦型選抜って?」という方は、先にこちらの記事をご覧になることをお勧めします!
【大学受験】推薦入試の種類にはどんなものがあるの?


総合型選抜は、学科試験があることがほとんど

総合型選抜では、特に難関大学の場合、学科試験が課されます。

ここでは独自問題を課すケース、大学入学共通テスト(以下、共通テスト)を課すケース、学科試験が課されないケースの一部を紹介します。

【総合型選抜】独自問題を課すケース

  • 慶應義塾大学 文学部
    自主応募制推薦入試:書類+総合考査Ⅰ・Ⅱ(小論文+記述)

  • 明治大学 理工学部応用化学科
    AO入学試験:書類+筆記試験(思考力を問う試験/記述式)+口頭試問

などがあります(2024年度入試)。

【総合型選抜】共通テストを課すケース

≪共通テストが必要な選抜(2024年度入試)≫   ◆…併願可の大学
  • 京都大学 文学部 
    特色入試:書類+論述・論文試験+共通テスト

  • 東北大学 医学部医学科
    AO入試Ⅲ期:書類+面接+筆記試験+共通テスト

  • 東京工業大学 情報理工学院
    総合型選抜:書類+個別学力検査+共通テスト

  • 金沢大学 融合学域先導学類
    KUGS特別入試:書類+口述試験+小論文+共通テスト

  • 早稲田大学 法学部
    地域探究・貢献入試:書類+総合試験+共通テスト

などがあります(2024年度入試)。

【総合型選抜】共通テストが課されないケース

≪共通テストが不要な選抜(2024年度入試)≫   ◆…併願可の大学

年越しを待たずに受験の合否が決まる、いわゆる「年内入試」です。
国際オリンピック出場など、出願要件の高いものも一部見られます。

  • 東北大学 文学部
    AO入試Ⅱ期:書類+筆記試験+面接

  • 九州大学 共創学部
    総合型Ⅰ:書類+講義レポート・討論+小論文+面接

  • 筑波大学 理工学群 物理学類
    国際科学オリンピック特別入試:書類+面接・口述試験

  • 早稲田大学 社会科学部
    全国自己推薦入試:書類+小論文+面接

  • 慶應義塾大学 総合政策学部※
    AO入試<夏秋>:書類+面接

などがあります(2024年度入試)。

※慶應義塾大学は一般選抜でも共通テスト利用方式を採用していません。

学校推薦型選抜は、
学科試験がないことがほとんど

学校推薦型選抜では学科試験がないことが多いですが、共通テストが必要な大学・学部もあります。

【学校推薦型選抜】共通テストを課さないケース

年越しを待たずに受験の合否が決まる、いわゆる「年内入試」です。
評定平均(学習成績概評)に基準が設けられている場合が多く、学校での成績=内申が重視されます。

  • 名古屋大学 文学部:書類+小論文+面接

  • 千葉大学 文学部:書類+小論文+面接

  • 金沢大学 人間社会学域経済学類:書類+小論文+TOEIC🄬+口述試験

  • 上智大学 法学部法律学科:書類+小論文+面接

  • 近畿大学 医学部医学科:書類+個別学力試験

などがあります(2024年度入試)。

金沢大学では高大接続プログラムとして、特別選抜を実施しています。融合学域では【総合型選抜】・人間社会学域では【学校推薦型選抜】として、受験生を募集しています。

【学校推薦型選抜】共通テストを課すケース

≪共通テストが必要な選抜(2024年度入試)≫
  • 東京大学 法学部:書類+面接など+共通テスト

  • 京都大学 工学部物理工学科:書類+共通テスト

  • 名古屋大学 法学部:書類+共通テスト(+面接)

  • 一橋大学 経済学部:書類+小論文+面接+共通テスト

などがあります(2024年度入試)。

出願要件の目をて共通テストの得点率が80%以上としている学校が多いことからも、一定以上の学力を有している人材を大学側が求めていることがわかります。

推薦入試においても確かな学力が当然必要

各大学の総合型選抜・学校推薦型選抜の出願要件を振り返ってみても、

①志望大学の講義を高校在学中に受講する
②所属する学校の評定で一定以上の成績をおさめる
③共通テストでおよそ8割以上を得点する
④課外活動や大会で一定の成績をおさめる

といった成果が必要になります。
④の項目に関してはどうしてもハードルが高くなってしまいますが、②・③に関しては【確かな学力】を身に付けていれば、志望校の出願要件をクリアできる可能性が高いです。

第一志望の大学に現役合格するためには、まずは②・③を達成できるように、予め準備しておくことが重要になるといえるでしょう。

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