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ヨクマナビ ヨクアソベ

▼ぼくは、学ぶということが意外と好きだ。新しい知識を得る事がとっても嬉しく感じる。

▼今、この歳になれば…國語、算数、理科、社会・・・数学、英語・・・いわゆる5教科を教科書通りに学ぶ、というこではない。

▼ぼくのしらない仕事の仕方だったり、様々な考え方だったり…新しい技術だったり…英語などの語学、歴史の知識、なにかの「論」なんていうのもある。

▼ぼくは仕事柄色々な職業の人にインタビューする機会がある。その仕事のプロフェッショナルというのは…経験があればあるほど、その人独特の理屈、理論、型を持っている。

▼その独特の理屈、理論、型は自分の仕事に直接取り入れることは難しくても、学ぶべきところがたくさんある。

▼よく、自分よりも歳の若い者や、経験の浅い者から「学ぶことはない」と断じる人や、「学んでいるフリ」をしている人を散見することがある。
こうした人々に共通しているのは、「自分の理論は最高」という振る舞いをすることだ。

▼ぼくは、自分で言うのもおかしいが、パソコンなどの技術には明るい方だと思っている。しかし、ぼくよりも若い人の方が新しい技術に関しての吸収力なんかはものすごい。
もちろん、それはどの職業にも言えるはずだ。
構築された考え、技術よりも、ほぼ未経験に近い者の閃きが役立つ時もある。

▼また、ぼくは「遊び」も好きだ。20代の時には夜の街に繰り出さない日の方が少ないくらいの暮らしをしていたし、今でも、人と『遊ぶ』のは大好きだ。

▼別に自分の仕事につなげるぞ、と思って遊ぶ事が大事だ、なんで思っていない。
一生懸命、遊ぶ事で…自然と、その遊んだ時間は仕事に生かされると考えている。少しでも「仕事の為に」なんて遊んでいたら中途半端になってしまうと思っている。

▼だから遊ぶときは仕事のことは一切持ち込まない。
「あ、あれ、使えるな」とか「これはこういう風にすればいいのか」なんて考えることはない。
とにかく遊ぶ。一生懸命遊んでいれば、目から耳から鼻から…皮膚感覚で、「使えるもの」「こういう風にすればいい」というのは記憶に残ると思っている。

▼だから、レジャーや旅行で遊ぶ時、携帯電話・スマートフォンですらいじりたくないのだ。遊ぶことを中断するものは不必要だと考えている。
一生懸命遊ぶ事で…自然と仕事に役立つ情報は頭の中にはいっていくはずだ。頭の中に入らなかったら、それは仕事では役立たないってことだし、人間は遊びがなければ、息がつまる、と思っている。

▼学びも遊びも。
全ては僕の生きていく上で、ぼくを構成する事柄なのだと感じている。
どちらがなくても…とてもつまらない人生になってしまうのではないだろうか。

舞台演出家の武藤と申します。お気に召しましたら、サポートのほど、よろしくお願いいたします!