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もの忘れ

ここ2,3年。
喋っていても、言葉が出ない時がある。
色々な事を考えているから出ないのか、
はたまた相手に忖度して、言葉を選んでいるからなのか、
単に物忘れがひどくなったからなのか。

理由はわからないが…言葉につまることが多くなった。

ただ、思い起こすと…
喋っている相手に忖度して、言葉を選ぶ、という動作が入ってしまっている事が多いのかな、と感じる事がある。

「これは言われて傷ついた」
「これは差別用語です」
「これは今は使われていない言葉です」

「これを言ったら、話が混乱するかな」
「これは相手に伝わらないかな」
「これは差別になってしまうのかな」

などなど…考えながら喋るから、『選ぶ』という動作が入ってしまっているのが結構大きな要因なのだと考えている。

なんでも話し合える、言葉の揚げ足がとられない…
親友との話はこんなことはないし、もちろん家族や劇団の仲間と話している時にはこんなことはない。

仕事先の打合せで喋っている時、
初めて会った人に喋っている時、
関係性が築けていない人と喋っている時…

気を遣うまではいかなくても…言葉を選びながら喋るとやっぱり詰まってしまうことがある。

思いやる心と選ぶというのは大切だけれども…
つまるくらいなら、恐れずにどんどん喋って、関係性を築いていこうと思う。全力で。

舞台演出家の武藤と申します。お気に召しましたら、サポートのほど、よろしくお願いいたします!