見出し画像

【ゲーム感想・プレイ記録】ドラクエ9を令和の時代に初見プレイ・初クリアした話

ドラクエ9を初見プレイ・クリアして感じたこと及びクリア時のプレイ記録です。

私の文章力が及ばず、なんだか文句ばかり言っているような内容になってしまいましたが、実際はとても楽しんで夢中でプレイしました。

ネタバレしまくっていますので未プレイの方はご注意ください。

(どさくさに紛れてFF6のネタバレもしています



プレイ記録

  • プレイ開始日……2022年8月29日(※)

  • ゲームクリア日……同年9月26日

  • プレイ期間……約1ヶ月

  • プレイ時間……約42時間

  • クリア時のPT構成……バトマス(主人公)、パラディン、僧侶、賢者

※カラコタ橋に着いた直後でプレイ放棄していたセーブデータ(PT平均レベル16)で始めたため、正確なプレイ開始日は不明

ゲーム全体の感想

FF・ロマサガっぽい?

「帝国」という名詞や「天使を捕まえて力を闇竜に注ぎ込む」という帝国の動きとかが、なんとなくFF6っぽいなあと感じた。

エルギオス(第2形態)戦のBGMとエンディングテーマも、エニックスと合併する前のスクウェアっぽい音楽に感じた。具体的にはロマサガを思い出した。

それが悪いという意味ではなく、「へぇ、ドラクエでもこんな感じの要素を持ってくるんだ」と興味深く思った。

エルギオス戦のBGMについては「すぎやまこういちさんはこんな雰囲気の曲も作れるんだなあ、さすがだなあ」と妙に感心したのを覚えている。


シンボルエンカウントは◎

シンボルエンカウントは個人的には大歓迎。戦いたくない時は敵を避ければいいので、サクサクとストーリーを進められた。

ただ、普段からつい避けてしまっていたので、レベルが上がりにくかった。そのため、ボス戦で何度か大敗している。

特にエルギオス戦ではボコボコにやられてしまい、レベル上げに丸1週間も費やすハメになってしまった。


ダンジョンについて

ストーリーのダンジョンは非常に簡単だった。今までプレイしたドラクエの中でもいちばん易しかったように思う。

今の自分には高難易度ダンジョンにチャレンジするだけの気力が無さそうなので、自分としてはこのぐらいでちょうど良いように思った。

でもまあ、「もうちょっと難しくても良かったのでは?」という気もする。


ストーリーについて その1(女神の果実を集める段階の話)

女神の果実を集める段階のものは、「ちょっと説教臭いなあ」と感じる話が多かった。

たぶんだけど、今回のプレイ前にプレイを途中放棄した理由は、ストーリーが好きになれなかったからではないだろうか。覚えていないけど。

しかし今回のプレイではグビアナ城のエピソードなどで少し涙腺を刺激されている。

私自身、ペットを飼っていた経験があるので、「飼い主を想うペット」というシチュエーションにはとても弱い。

他にも、石の町の話には考えさせられた。ラボオとクロエ、どちらも間違っていないよね。

カラコタ橋以前のストーリーの記憶があまり無いが、説教臭く感じたとは言え、全体的にストーリーの質は高かったように思う。さすがドラクエ。


ストーリーについて その2(グレイナル登場の辺り)

ただ、

「主人公がグレイナルに『1人で来い』と言われて会いに行き、そのまま竜戦士の装備を着せられ、グレイナルに乗って戦って敗れて投獄される」

という展開は唐突すぎて少しついていけなかった。あまりに唐突だったので、思わず声に出して笑ってしまったほど。

その後のサンディの「なにこの展開……」というセリフを読んで、「制作サイドも唐突すぎると思っているのでは?」と勘ぐってしまった。

決して「ストーリーが悪い」と感じたのではなく、あまりの急展開っぷりに唖然としてしまった(そして気に入った)というだけの話である。


ストーリーについて その3(女神の果実について)

女神の果実については、「食べた者の願いをいびつな形で叶える」という認識でプレイしていた。

なので、終盤、主人公が女神の果実を食べた時は「一体どうなることやら」とヒヤヒヤした。

しかし主人公はすんなり人間になり、クリア後のイベントでも「サンディたちに会いたい」という願いがそのまま叶った。

これにはちょっと違和感を覚えた。主人公だけ都合が良すぎるのでは、と。

もしかしたら女神の果実は「完全に心が清らかな者が食べたら、願いはそのまま叶う」というようなシロモノだったのだろうか。主人公は心が清らかだから願いがそのまま叶った、他のものは邪な願望が混じっていたからいびつな形で願いが叶った……とか。

これは完全に私の妄想なので実際のところは分からない。この記事を書き終えたらドラクエ9の考察サイトを巡って調べてみようと思う。


ストーリーについて その4(ラスボスを倒した後の展開)

エルギオスを倒した後、エルギオスが改心するくだりがずいぶんとあっさりしているなあと思った。

グダグダ引っ張っても仕方ないとは思うが、そんなに簡単に改心する?とちょっとツッコミたくなった。

もしかしたら配信クエスト等でもっと深掘りされているのかもしれないけれど、現状、正規の手段で配信クエストを受信する方法がないから、ゲーム本編上で語られた以上のことを私が知りうることはない。


ストーリーについて その5(ボリュームについて)

本編のストーリーは短めに感じた。女神の果実を集め終えた後の展開は急すぎて、あっという間に物語が終わってしまったという印象。

ドラクエ9はクリア後のやり込み要素をメインに据えているようなところもあるらしいので、むしろ本編ストーリーのほうがおまけなのかもしれない。

しかし私はやり込みをするほうでないため、本編ストーリーのほうを充実させてほしかったかなという気持ちはある。


サンディについて

サンディは最初は少し苦手だった。というのも、私は言葉遣いが汚い人が苦手なので。

思いやりのない発言も多いし、好きになれないキャラだなあ……というのがゲーム終盤までの正直な感想。

特に、皇帝を倒し、帝国城の地下に行く前に「このタイミングで天使界に行ってみたらどうなるのかな?」と試してみようと天使の箱舟を呼ぼうとした際、「あんたオツム大丈夫?」と言われたのにはかなりイラッとした。

しかし、エルギオスを倒した後、エンディングで主人公との別れを惜しみ泣く姿、そしてその時のアギロの「こいつまだガキなんで」という一言で、私のサンディの評価が一変した。

サンディは「幼い子供」みたいなものなのだな、と。

そう解釈したら、これまでのサンディの言動が一気に腑に落ちた。

サンディは子供みたいなものなのだと思ったら、これまでのイラッとする言動もむしろ可愛らしく思えてきた。

個人的な解釈なので間違っているかもしれないけれども、最後の最後でサンディを好きになれて良かったと思っている。


苦戦したボス

暗黒皇帝ガナサダイ(第2形態)

初戦時のPT構成はバトマスLv28、パラディンLv28、僧侶Lv33、魔法使いLv33。

スキルは全員、他職のスキルは殆ど身につけていない状態。

初見では全体攻撃に苦しめられて全滅。

僧侶がベホマラーを覚えるまでレベル上げをしてから再戦したところ、苦戦はしたが、魔法使いが死亡した状態で勝利した。


ギュメイ将軍(2回目)

PTの作戦を「めいれいさせろ」にするのを忘れたまま戦闘を開始してしまい、1ターン目で僧侶が死亡。

このミスで慌ててしまい、冷静にコマンドを入力できなくなってしまった。そして気を取り直した頃には全滅してしまっていた。

すぐに再戦し、今度はパラディンに「におうだち」をさせることで簡単に撃破した。

苦戦したというよりは、「自分のミスのせいで勝てるはずの戦いに負けてしまった」という感じ。


ラスボス(第2形態)

直前のバルボロス戦が楽勝だったので、気楽な気持ちで挑戦。為す術もなくボッコボコにされてあっという間に全滅した。

初戦時のPTはバトマスLv38、パラディンLv37、僧侶Lv40、魔法使いLv40。

スキルは相変わらず、他職のスキルは殆ど身につけていない状態。

あまりにも酷い負けっぷりだったので、入念に、1週間かけてキャラを育成してから再戦。

魔法使いは賢者に転職させ、はくあいのHP+80を身に着けさせた。

僧侶にもはくあいのHP+80を覚えさせ、バトマスにはゆうかんのHP+60を身に着けさせた。

レベルも上げ、僧侶にフバーハを覚えさせた。

再戦時のPTのレベルはバトマスLv46、パラディンLv47、僧侶Lv48、賢者Lv36。

今度は全く苦戦することなく、非常に楽に勝利した。あっけなさすぎて拍子抜けしてしまったほど。

私は「接戦の末に勝利」というシチュエーションが好きなので、あっさり勝利してしまったのは少々不本意だった。


まとめ

私の文章力が及ばず、なんだか文句ばかり言っているような内容になってしまったが、実際はとても楽しんで夢中でプレイした。

ドラクエどころかRPG自体が久しぶりのプレイだったので、プレイ前は楽しめるかどうかが不安だったが、そんな心配は不要だった。

エルギオス戦リベンジのためのキャラ育成で燃え尽きてしまった感があるため、クリア後の要素をどこまでやるかは現時点ではまだ未定。

現状、すれちがい通信で宝の地図を得ることは私の環境では困難だし、配信クエストも正規の手段では受けることができないことから、ここで私のドラクエ9は終了しそうな気配はある。

クリアしてみて、クリア後が本番と言われているゲームなのに、クリア後を楽しむ要素が現在ではプレイ困難になっていることが、リメイクを待ち望まれている理由の1つなのだろうなと思った。

ドラクエ9は発売当時は酷評の嵐だったそうだが、私の感想を一言で言うと「普通に面白い。良作」。

やりこみが好きな方なら長く遊べるソフトなのだろう。

実際、2022年の現在でも、熱心にプレイしている方をツイッターなどで散見する。


もし、いつか、すれちがい通信と配信クエストの問題が改善されたリメイク版が発売されたら、恐らく購入するだろう。

そしてその時は、今回のプレイでは叶わなかった「フル要素のドラクエ9」を存分に楽しみたい。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?