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感情の分析

こんにちは、上田悠介です。

今回は、感情の分析についてお話ししていきます。

3分くらいで読めるかと思います。

それではよろしくお願いします。

感情の分析

感情というか、様子とか態度って感じですかね。それは結局感情につながってくるんで別物ってわけじゃないんですけど。

野球をやっている中では、ポーカーフェイスという言葉がよく飛び交います。まるでポーカーをしている人のように、表情で心理を読ませないことを言うんですけど。

こういう人は野球に向いていたりします。

イチロー選手が、2006年WBCの韓国戦で逆転のセンター前ヒットを打った時も、特に何もせず、ただ塁上に立っていました。

聞くところによると、相手に一番精神的ダメージを与える行動は何かということを考えてのことだそうです。

そもそも試合中はポーカーフェイスなイチローさんですが、あえて表情を出さない、という表情をすることによって、心理を揺さぶるというかなりハイテクなことをされています。

このように、野球においての表情、態度、様子というのは、時に強力な武器となります。

1 チームの雰囲気を見る

分析の入り口として、チームの雰囲気は大事です。どういう人間がいるのか、まとまり方はどうか、雑な装いか、アップの仕方は、挨拶は…などあげていくときりがないのですが、少しでもスキがあると野球的には不利と言われています。

単純に、野球というのは一つのプレーが試合の流れを大きく作るものなので、怠惰な普段が見えるチームは野球においてもそれがプレーに現れます。

ここでは態度になりますかね。きっちりしているチームは登場するところから強さを出しています。そこからすでに試合に向けてのやりとりは始まっているのですが、自信に満ちていますし、たとえ前評判が弱くても、そういう雰囲気を自分の五感で感じると、気持ちも引きに走ってしまうものです。

2 居方を見る

チームの雰囲気がわかったら、次は個人です。

チームでのポジショニングを見ることは重要です。パッと前に出ているタイプなのか、後ろの方でこっそりしているタイプなのか。チームの精神的支柱は誰か。

試合を進める中で、流れを引き寄せそうな選手には要注意です。

声が大きいとか、めっちゃ打つとか、いじられ役が活躍すると盛り上がるじゃないですか。そういうチームの士気を上げる選手には、早めに静かになってもらいましょう。

有名な話では、野村監督が日本シリーズでイチロー選だけを封じにかかった結果優勝したりだとか、当時中日ドラゴンズの関川選手を首位攻防戦の際に封じ込めにいったこと、などがあります。

3 仕掛ける

アクションを起こすということは大事です。観察も大事ですが、観察だけ続けていても何も起きません。

なんとなく相手のスキがわかったら、さっさと仕掛けましょう。これやってみようというアイデアが、1と2を経ているときっと浮かんできます。

それが分析結果です。どんどん仕掛けましょう。きっと失敗もすると思いますが、それを試す場が練習試合なので、どんどん試してみたらいと思います。

よく試合するチームってあるじゃないですか。逆に大会前は全然試合しなくなるとか。調整に入る時って、手の内を知られたくないと言いますが、実際は上に書いたようなところを選手に感じさせたくないというところもあると思います。

こういう、分析に特化した練習試合をしてみても面白いんじゃないかなーと思っています。

人間関係にも置き換えられちゃうんですよね、こういうのってね。僕はよく使ってます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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