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試合を観る•視る

試合で活躍する為に、日夜、練習やトレーニングに膨大な時間を割く選手。
そして、その練習やトレーニングを支える、監督•コーチ、トレーナーやトレーニングコーチ。

チームにフォーカスすれば、勝つ為に優勝する為に。
個々の選手にフォーカスすれば、公式戦の場で活躍する為に。
六大学野球の選手なら神宮球場で、社会人野球の選手なら東京ドームや京セラドームで、そこで思い描いたパフォーマンスを発揮できるかどうか。

トレーニングコーチとして、その準備過程に携わり、そしてその選手が試合の場でどうパフォーマンスするのか。
試合を観る(観戦)、あるいは視る(視察)することで、点と点が線となり、さらには次の目標地点、あるいは改善点が定まり、またそこに結びつけていくための準備の方向性が明らかになっていきます。

勝って,活躍して嬉しく、負けて,上手くいかなくて悔しい、そんな感情も突然湧き起こります。

しかし、その感情に絆(ほだ)されることなく、
「なぜ」そうなったのかという結果分析や
「おそらく」こうなるだろうという予測
その点を疎かにせず、試合をみなければならないと思っています。

トレーニングルームや練習のグラウンド、あるいは寮での生活…誰に成り変わることなく、同じ一人の選手(人間)が公式戦の舞台に立ってプレーするわけです。
トレーニングコーチという私の立場においては、普段のトレーニングルームで取り組む姿、言動、何気ない仕草や表情を観察し、試合という場で答え合わせをする。

これまで(そして、これからも)膨大な数の活躍した選手と、さらにその何十,何百倍の上手くいかなかった選手に携わってきています。
上手くいくにも理由があり、いかないのにも理由がある。
当たり前ですが、そんな風に思っています。

そして、今日も試合観戦です。
選手の活躍とチームの勝利を祈って。

JPFストレングス工房
鬼頭 祐介

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