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不確実性の中に生きるということ

世界は突如、一変してしまいました。新年の抱負を語ってトレンド予測なんかしていた頃はワクワク感と期待に膨らむ2020年でした。

NBA選手に新型コロナの感染者が出たことを皮切りにNBAが無期限の中断となり、世界各国のリーグも続々と中断。国内Bリーグも延期中断から無観客試合、そして再中断と目まぐるしく状況が変わっております。自分自身、長いバスケキャリアの中でも無観客試合は初めてのことでした。

昨日も米国務省から渡航中止勧告とVISA発行停止のニュース速報が流れました。アメリカの状況悪化が著しく、外国籍選手への物理的制約のリスクが顕在化し、Bリーグは次の難しい判断を下さなくてはならないフェーズに来ています。

いよいよ東京オリンピックへの影響も避けられない事態に。誰もが想像していなかった現実に直面しているわけです。たった1ヶ月前までは「まさか」であったものが、今は「そうなるだろう」に移り変わってしまいました。

話を世間一般に戻します。

日本では数字上は抑え込みに成功しているように見えることから、肌感覚的にはやや楽観ムードになりつつあります。イオン等の商業施設では短縮営業を辞めるなど、人の流れも若干戻り始めています。

この流れの中で「まだ緩めたらダメだ」と「過剰自粛だ」は、依然として両派分かれておりますが、個人的には完全にきれいに二つに分断される二項対立ではないかなと見ています。立場や場面によって、ミクロかマクロかによっても解釈と運用が異なるでしょう。

引き続きデータドリブンを基本に、双方の意見や見解をよく吟味して、自分の中での判断基準やスタンスを保持すべきだと思います。

今後僕らはどうすれば良いのか

100日後に死ぬワニがTwitter界隈では話題(最後に電通さん出てきて興醒めしている人も多数。。)でしたが、僕は素直にワニくんから人生の諸行無常を再認識させてもらいました。

人生は儚い。何が起こるか分からない。

1月に起きたコービーブライアント氏の悲しい事故も、世界中に人々に対してそんな無常観を突きつけました。

迫り来る大きな波は止めることが出来ず、与えられた環境の中で臨機応変に自らを順応させていくしかありません。僕らはこれを受け入れて、前を向いて進んでいくしかありません。

プレーが出来ないなら今出来ることに最善を尽くすだけであり、不況が来るならそれに備えるだけです。これからも予測出来ないことがどんどん起こる世界に対し、心の準備だけはする。

それが不確実性の中に生きるということ。

少なくとも、自分の周りのちっちゃな命だけでもしっかり育てていかなきゃなぁという気持ちにさせてくれる毎日です。

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(京都在住4年目にして初めての清水寺。トップ画は淀水路の河津桜。)


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