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【短編小説】空に落ちる

951文字/目安2分


 夜の空を見ていると、無性に怖くなる。
 こんなにも月が、星が、この暗闇を照らすのに、わたしはわたしのいる場所がわからなくなる。
 ずっとそのままでいると、だんだん星の一つくらいは掴めるんじゃないかと思えてくる。そうやって空はわたしを誘うんだ。

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831字

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