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AIがもたらす富と不安~新たなChatGPTモデルの衝撃と人類の終着点

新たなChatGPTモデルの凄さを体感して

最近、私はChatGPTの新たなモデルをLINEbotで試す機会があり、その速さと推論の正確さに驚かされました。特に、私が送信した途中で誤って送信してしまった不完全な指示文でさえも、モデルは的確に補完し、期待以上の返答を返してくれたのです。

以下が私が送信した不完全な指示文です:


"Google Apps ScriptでLINEbotの開発をします。

外食をするというメッセージがあると関数を起動をしてください。

関数が起動されたら、どこで外食をしますかと質問し、選択肢に"スシロー",

毎月の外食の回数を3回以内にするために月のはじめにカウンターを3に戻してください。"


このように、文法的にも内容的にも途中で途切れているにもかかわらず、モデルは私の意図を正確に汲み取り、適切なコードやアドバイスを提供してくれました。

AIの進化と私たちの関係

これまで、ChatGPTには大まかな枠組みをお願いし、細かな修正は自分で手直ししたり、別の指示文で生成したスクリプトを貼り付けて修正することが多くありました。しかし、最新のモデルを使ってみて、その必要性が大きく減少したことに気づきました。不完全な指示文でも、モデルが意図を理解し、的確な返答をしてくれるのです。

私の国語力の上昇の前にやはりAIの進歩が先に来てしまいました。少々癪に障りますね。

実際、OpenAIが発表したGPT-4は、その高度な推論能力と問題解決能力で話題を集めました。OpenAIの研究によると、GPT-4はさまざまな標準化テストで上位10%の成績を収めています。このような性能向上は、AIモデルがより人間らしい理解力を持ち始めていることを示しています。

AIの進歩と社会への影響

AIの進化が私たちの生活や仕事に与える影響は計り知れません。アクセンチュアの2023年の報告書によれば、生成AIは企業の生産性を最大40%向上させる可能性があるとされています。また、マッキンゼーの調査では、AIと自動化が2030年までに世界経済に13兆ドルの価値をもたらすと予測されています。

しかし、その一方で、AIが人間の仕事を奪うのではないかという懸念もあります。世界経済フォーラムの報告では、AIと自動化によって8500万人の職が失われる一方で、9700万人の新たな職が生み出されると予測されています[^4]。このように、AIは既存の職業構造を変革し、新たなスキルや適応力が求められる時代が到来しています。

未来への期待と不安

AIの進歩の速さには目を見張るものがあります。生成AIが人類の大半よりも知能が高いと言われ始めた今、その進化は我々の想像を超えています。これからの世界では、AIの発展により富が爆発的に増えるとも言われています。その中で、私たちはどのように生きていくのでしょうか。

映画『マトリックス』のような世界が現実になるのかもしれません。そんな未来を想像すると、少しワクワクしている自分がいる一方で、その感情に対して少し怖さも感じています。

人間としての価値を再考する時代

AIがもたらす新しい時代において、人間として何を大切にし、どのように成長していくべきなのかを考える必要があります。技術の恩恵を享受しつつも、自分自身も進化し続けることが求められています。

教育分野でも、AIを活用した個別最適化学習が進んでいます。文部科学省の「Society 5.0」に向けた取り組みでは、AIやデータサイエンスの基礎教育が強化されています。これにより、次世代を担う子どもたちがAI時代に適応できる力を身につけることが期待されています。

まとめ

AIとの共存を前提とした新しいライフスタイルや働き方が求められる中で、自分なりの価値を見出し、より豊かな人生を歩んでいきたいものです。AIの進化は止められない流れであり、その中で私たち人間がどのように進化し、共存していくのかがこれからの大きな課題となるでしょう。

恐らく、年収や頭の良さのようなこれまで大きく評価されてきた価値観はAIという最大のライバルを前にして我々の自尊心を大きく破壊してきます。
我々が生きている意味はあるのか、そのような悩みはこれからは合理的に考えればNOと突きつけてくる可能性が高いと思います。
そんな中でも、すがりつくことのできる自分なりの大切にすべき比較することが困難な大切なものを持つことは非常に大切なことだと思います。

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