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グアテマラ一人旅 #5
火山だからなのか、地面は乾いた砂。いくら登山用でもサンダルでは滑るし、砂が大量に入り込む。
そんな中ビーサンの白人男性がいた。強い。
登山口で少し休憩してから又歩き始める。最初より緑が多く、比較的穏やかな道(それでも結構な上り坂)が増え、少し楽になったが、酸素が薄いのでゆっくりと休憩しながら登る。次の休憩ポイントは1時間もしないうちに着いた。馬で登っていた中国人のおば様が、最後の坂道をぜーぜー言いながら登っている私の写真を撮りながら、励ましてくれた。ここで3200M位。
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念願のランチ。ブリトー的なものだった気がする。同じツアーの人たちは皆で集まって既に食べていたが、疲れて英語をしゃべりたくなかったので一人で景色の良い場所に座り、食事した。高度が高いので、動いていないとすぐに寒くなる。中国人の馬に乗っていない方の女の子がお菓子を分けてくれた。
ドリンクとスナックが売ってる簡易的な売店があった。
毎日荷物を運んでここまで来ているのかーと感心する。現地の人からしたら大したことないのかな。
更に上る。なかなかきつい坂が続く。完全に杖を借りるべきだった。ブーツにすればよかった、1日でも高度に慣れるために町にいればよかった次々と後悔が襲ってくる。
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よほどしんどそうだったのか、見かねたアラブ人の男性が杖を貸してくれた。自分が悪いからいいよー!といったが、僕は全然必要じゃないから問題ないというので、お言葉に甘えた。最初から最後まで本当にみんなに助けられた。
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杖があるだけでかなり楽になるが、やはりゆっくりとしか進めず、休憩しながら登っていく。景色を楽しむ余裕もあまりなかったが、だんだんと高度が高くなり、雲がかなり下の方に見える。周りの山々や深い緑、高山の花が美しい。
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平坦な道や、緩い坂道が続くようになり、同じツアーの人と話したりしながらゆっくりと登る。最後は狭く、崖の様な坂道が増え始め、地面の砂が死ぬほど滑る。泣きそうになりながら登りきると、今日泊まるキャンプに着いた。3500M。
そこからは灰色の煙が噴き出されているVolcan de Fuegoが一望できた。
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アジア人組以外は全員ついており、写真などを取っていた。
テントは7人ほど入る用の大きいテントが3つほど並んでおり、中にはギシギシに寝袋が敷かれていた。
トイレは予想通りのぼっとんだったが、一応木のボックスに囲われていた。
中は匂いと景色が壮絶だったので、外の陰で済ます。野ションに抵抗はない派です。(紙は持ち帰りましょうね。)
時計を見ると午後4時半頃。意外に早く終わったなぁと思っていたら、ここから隣の火山のフエゴまで行くツアーが+200Qであるので、希望者は名乗り出てくださいとアナウンスがあった。
体力も限界だし、体も痛いが、キャンプファイヤーなしで16:30からここで一体なにをするんだと思った私は、悩んだが参加することにした。そして、こんなしんどい登山の後なんだから、そんなにきつくないだろうと勝手にたかをくくっていた。学ばないバカ。
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