【決意】真のシューターとは何か。
少し前、ネット上で知り合ったある人とエンカする機会があった。その後日、エンカしたときの私について、「話に厚みがなかった」と忠告を受けた。
自覚がないといえば嘘にある。実際思う節はある。いやありすぎる。
私はあちこちで今まで「東方が好きだ」「STGは楽しい」「STGは衰えていない」などと言ってきた。けど、その発言には重みがあったのだろうか?
そんな腕前なのか?(楽しけりゃそれでいい人がそう言ってくれないと新規が入ってこないので、みんながみんなそうしなきゃいけないわけではない) 東方Lunaticはクリアしていなくても、ヒバチを落としていなくても、エンジョイ1コインクリアラーでも、ノーノーはやらない主義でも、そう言えるだけの実力があるのか? プレイ経験があるのか?
果たして自分はSTGプレイヤーでも、シューターなのだろうか?
ゆっくり含めソフトウェアトークに本気になっていた頃はあったはず(今思うと当時すらも本気だったのか怪しいのだが)。私はSTGというジャンルに対して、本当に本気なのか? STG小説「連射王」の主人公、高村昴のように、本気になれていたのか?
プロゲーマー・梅原大吾氏の言葉を借りれば「本気のつもり」だったんじゃないのか?
私は世間一般からすれば随分な若造で、世間知らずで、青二才だ。人生経験がないから厚みがない……のだろうが、年を言い訳にするのはちゃんちゃらおかしい。おおよそのシューターの皆さんは私よりも一回りも二回りも年上で、普通はゲームに取り組める能力(神経・視力などの身体機能的な意味で)は私よりも下のはずだ。けれど、私よりももっと高いところにいる。
硬派で質実剛健を目指していたが
私は質実剛健で地に足をつけた硬派な動画スタイルを目指している。
内容を着飾らずに、シンプルな画面構成とゲームトークに重きをおいた会話。これを目指していた。
けどそれはあくまで上辺。本質は?
30fps/720pの動画形式にこだわっていた私だが、最近ある知り合いの実況者からの叱咤でそれに固執するのをやめた。同じように画面デザインの仕方ではなく、(動画以外でも)もっと本質から硬派で質実剛健になれないのか?
リュウとともに
唐突にSTGとは真反対の格ゲー、ストリートファイターの話になって申し訳ないが。
ストリートファイターでリュウを使い始めた理由は、ただ単純に主人公だったから。必殺技も分かりやすいし、何より使いやすい(必殺技がすぐに出せるわけではない)。
しかしリュウに触れるに連れ、彼のまっすぐ己を強める力・探求する力・武士のような佇まい・芯の強さを求める姿勢・奥深さ・謙虚さを知った。私はリュウのそこに惚れた。最新作スト6では隆(タカシ)と揶揄されるくらい弱キャラのリュウだが(なんならスト2ですら病気持ちと揶揄されていたらしい)、今となってはリュウ一筋になる気満々だ。
長くなったが、結論。
リュウが真の格闘家を目指すように、私も真のシューターを目指し、成長したい。ストリートファイターに私は楽しさを見出している。STGとは真反対のゲームだが、どちらも己を強くすることには変わりはないはずだ。
私は業者のゆっくり解説者や、愛もないのにゲームなどを動画で取り上げる風潮・投稿者が大嫌いだ。それに(ファンの方は申し訳ありませんが)「SLAM DUNK」主人公、桜木花道のようなへらへらした態度も嫌いだ。けれど、今までの私は忌み嫌っていた者のようにヘラヘラしていたのではないだろうか。
私はリュウを通して、奥深さや謙虚さを彼から学び、学んだことをSTG……あるいは他のことにも活かしたい(ストリートファイター的にはさくらのほうが近いかもしれない。彼女もリュウを心の師とし、ストリートファイトを通じて強さを探していた)。
STGの腕前を大きく高めたいのではない。高難易度攻略やノーノーはやらない主義の、エンジョイ1コインクリアラーであることに変わりはない。でも、STGに対する姿勢を高めたい。
動画投稿も一緒だ。再生数やフォロワーが全てではないし、それが最大の価値、面白さではないと思う。短期間で数万フォロワーを得た人は苦労や下積みを知らないはず。再生数の上がる工夫やクオリティアップはしていくものの、時間をかけたことに対する風潮などに反応せず、自分が面白いと思ったものを、自分で深い動画を出せたものを作る。
外部から与えられたものではなく、称号でもなく、数でもなく、己の感じたものを強さの基準にしたい。また、天則などの対戦ゲームでも相手への勝利に固執するのではなく、自分の腕の上達や試合の中に勝ちを見出したい。
今の私はシューターではない。ただのSTGプレイヤー。もう一度、はじめからやり直しだ。
1日1つだけ強くなる。石の上にも三年。水滴岩を穿つ。私は、リュウと強くなる。
それと冒頭で触れたとある方、言ってくださりありがとうございました。
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