日誌「こうなったらすべての事に縋りたい」 #1068
強くて冷たすぎる風が吹く東京。朝から風に対して罵詈雑言を浴びせる(心で)。ただ、すれ違う同志の中には、上がTシャツにジャケットのみの紳士もいて驚いた。人間の感覚とはこういうものか。こういう日に限って、私はノーカラーのコートを選んでしまった。買って5、6年が経過していると思うが、初めて上から下までボタンをする。加えて、この強風に乗って花粉が舞っている。とはいえ、私は認めていない。認めてはいないが、朝から目が痒く鼻もズルズルだ。
いつもは街頭でもらうことのないポケットティッシュを探している。カバンに入っていた新品はあっという間に消えた。仕方がなく、ちょっと良いグレードのそれをコンビニで買う。今日はかなり強烈だ。夜に散髪の予定があるため都内での仕事に切り替えたのだが、それまで身体が持つだろうか。なお、昼休みには強風に吹かれながら薬局へ駆け込んだ。こうなったらすべての事に縋りたい。いや、断じて花粉のせいだとは認めない。とりあえず、頭がボーッとして来ている。