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(続)DIY初心者が作る昇降式デスク

以前書いた机noteが、在宅ワークによるDIYデスク大全盛時代の波に乗り沢山の人に読んでもらいました、謝謝!

今回は、作ったデスクの脚を昇降式のもの(FlexiSpot)に換装したので、またDIY初心者の苦しみを後学のために載せておきたいと思います。

昇降式デスク、使い始めてから半年経ちますが、もうこれが無い世界線ではデスクワークできない体にされてしまうくらいオススメです。間違いなく今年買ってよかったものの中でTOP3に入ります。昇降式デスクの購入を迷われている人の背中を押したいッ!

反省を活かす男

前回のDIYで何が一番辛かったかと言うと、人生で初めて触った「電動ドリル」なんですよね。板に自分で穴を空けてネジを電動で埋め込む...「男の子ってこういうのが好きなんでしょ」って感じですが、失敗を恐れる人間代表としては、「もし穴あけミスったらもう終了じゃん...」って気持ちで実際にはメンタルに悪かったです。

結果ミスる。首がねじ切れて死んでいくネジたち。

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その後ツイッターで教えてもらったんですが、いきなりドライバーでネジをねじ込むのではなくて、こういうドリルでまず「下穴」という穴を板に空けてからネジを打ち込むとめっちゃ楽にできます。言われてみればそうなんですが、そういうのを素人は知らんのだよねぇ... (ちなみに下穴ドリルは100均にも1本から売ってるので、初心者は上記の10本セットみたいなのは不要です)

あと、他の人が教えてくれたところでは、引っ越しなどで脚を外したりするときに備え、直接ネジを打ち込むのではなく、「鬼目ナット」なるものを机に先にねじ込み、それに対してネジを締めればベターだそうです。鬼目ナットでのDIYデスクはこちらの方が作られています。

「なるほど!確かにいざ脚を取り外すときにもまた地獄を見そうなので今度は鬼目ナットを導入しよう!」と計画したのですが、これがまた別の地獄への入り口でした...😇

昇降デスクへの換装開始!

電動ドライバーのうまいやり方は完全に理解(?)したので、値段にビビりつつ、意を決して昇降デスクの脚(FlexiSpotというメーカーのもの)をポチりました(どの脚を買ったか、なぜその脚にしたのかは後述)

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いや、まず届いたこの脚が死ぬほど重い!間違って足に落としたら間違いなく大惨事になるレベル。女性一人での運搬はほぼ無理で、175cm60kgの自分でも大汗を掻きながら玄関からリビングまで引きずりながら運びました。

説明書どおりに脚を組み立て、昇降モーターを設置し、さてついに本番の天板への付替です。

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まず前回取り付けた脚を外す。ご無沙汰しております、ねじ切れたネジたち。
ネジを外すときにもまた逆にねじ切れないか心配しつつ、電動ドライバーで慎重にネジを全部外す。

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首がねじ切れてるものは諦め、他のネジは全部キレイにはずれました。(この時点でHPが半分なくなっている)

鬼目ナット取り付けチャレンジ

さて次は件の鬼目ナットを取り付けます。が、失敗を活かす男であるところの私は、念には念をいれ、机の前に別の板で取り付け練習を行います。

今回は木のまな板に犠牲になってもらいまいました。(元々捨てる予定のものでしたYO!)

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鬼目ナットを埋め込むのにも下穴が必要になるので電動ドライバー用のドリルを追加購入。鬼目ナットのサイズに合わせたボルトも。
他の方々のブログを見る限りFlexiSpotのネジ穴はM6サイズらしいのでM6のものを購入(ちなみにM6とはネジの「太さ」を表すそうです。ネジのサイズなどについてはこちらのブログ参照)

練習をしてよかったなーというか、鬼目ナットやはり普通に取り付けが難しいです。素人が初見でできるものではない。

こちらの先人の方のnoteを読むと、如何に鬼目ナット取り付けが難しいかよく分かるのですが、まず下穴を板に垂直に、かつ板を貫通させないように下穴を空けるのが難しい。ドリルガイド(水平にドリルを通すための補助器具)を使えば良いよと書かれていたので、自分も素直に買って使いましたが、それでもなお素人には真っ直ぐに下穴を空けるのが難しかったです。

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それでもなんとか鬼目ナット装着!(取り付けの綺麗さはもはや気にしていない)

さてここからが地獄です(ニッコリ)

自分は比較的几帳面な性格なので、こういった作業をするときはmm単位まできっちりとネジ穴位置を測ったりします。

それなのに

なぜか

ズレる

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お分かり頂けるだろうか...

左下の鬼目ナット穴は、FlexiSpotのネジ穴と合うのですが、そのときに左上のナット穴とネジ穴が合わない!ネジが通らない...!

これはこちらのブログでも同様の事故が起きてるのですが、原因は、鬼目ナットの穴の直径と、FlexiSpotのネジ穴の直径がほぼ一致しているので、"1mm"でも鬼目ナットを打つ位置がズレるとFlexiSpotのネジ穴と位置が合わなくなるということです。素人が実現できる工作精度ではない...

こういう難しさがあることは上記のブログを事前に読んでいたので知っていたのですが、あまりにもこちらのnoteの方が(簡単そうに)鬼目ナットを取り付けていることと、慎重を期してドリルガイドまでわざわざ使ったら素人でもいけるんちゃうの?と思っていたら無事に死亡。

ということで、鬼目ナットを使うことは諦めて、普通に下穴を空けて直接ネジを打ち込むことにしましたウオオオォォォォォ(引っ越しのとき解体がめっちゃ大変だろうな...今から億劫です)

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計画的には敗北しましたが一応完成。
天板に脚を取り付けるといよいよ一人で運ぶのは無理な重さなので、机を設置する場所で組み立てるか、運搬人員の確保がオススメです。

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重すぎて絶対に床を凹ませるので、保護マットを敷くのがおすすめです。

ということで、玄人以外の皆さんは鬼目ナットを使わずに直接脚を取り付ければ良いと思います。(もしくはM6サイズ以下の鬼目ナットを使えば多少ズレても遊びがあるはずなのでどうにかなる?教えて詳しい方...!)

個人的、昇降デスクの推しポイント

ほとんどの人にとって、昇降式デスク購入の目的は、長時間座り姿勢を避けるためにスタンディングデスク状態でも仕事をしたいから、気分転換したいから、という理由だと思います。自分もそれが理由でしたし、購入後も「ミーティング中は立ち姿勢にする」というルールにしており気分転換になっています。

ただ、自分が推したいのは「座り姿勢もかなり楽になる」という点です。

こちらのサイトで詳しく計算ができますが、身長・座高の高さ、使ってる椅子の大きさによって、やはり個人ごとに最適な机の高さは違います。

「椅子の高さ調整すればいいでしょ?」と思いますが、人によっては椅子の調整だけでは座面からの押し返しでモモ裏が痛くなったり、足裏が地面に完全に接地できなくてやはり姿勢が悪くなります。机の高さを自由に調整することで完全に自分だけの「座りスタイル」を作ることができ、机に向かう時間が快適になった気がしています。高さ固定の通常の机はなんとも窮屈な気持ちになる体になってしまいました...

FlexiSpotのどれ買ったの?

昇降デスクといってもさまざまなメーカーがありますが、自分はFlexiSpotというメーカーのものを購入しました。理由は他のメーカーよりも(電動式昇降の中では)値段が比較的安価であったこと、たくさんのブログ記事やyoutubeでレビューが見れ、概ね好評であったことでした。

実際に購入したのはFlexi Spotの「E3」という型です(より詳しくは、E3の黒タイプなのでE3Bです)。ただし、このE3は公式サイトではもう取り扱っていないようなのですが、なぜかAmazonや楽天のセール時にでてきます。(セール期間中は以下のリンクで在庫が出てきますが、期間外は取り扱い無しになっているはず。なぜか型番はEQ6と表記されている)

このE3に対して、最新の「E7」という上位機種(定価51,700円, Amazonタイムセール時は38,775円)があるのですが、いろいろ比較のレビューブログ(ここなど)を読んでみて、以下の理由でE7ではなく敢えて旧型のE3のほうがコスパが良いと判断し、E3を購入しました。

- E7のタッチパネルは、過剰に感度が高すぎて、ちょっと触っただけで反応してしまう
- E7の脚の形状がスリムなものに変更されたおかげでルンバなどが乗り上げて死ぬことがあるらしい
- 小さな子供がいないなら昇降ロック機能は不要
- 必須のメモリ機能・障害物検知機能はE3にも付いてる

値段アップ幅のわりにE3と実用面での機能差がほぼなさそうなため、コスパ重視でE3で良かったです。
ちなみに更に下位モデルのものになると、メモリ機能が無いものもありますが、机の昇降のたびに位置を手動で決めないといけないのは相当ストレスなのでメモリ機能は必須と思います!

もちろん、DIYしたくねぇという方は天板と一体型のものも良いと思います!(せっかくなので天板もこだわって作りたいぜという方は注文方法など前回のnoteを見てみてください!)

座っている時間が長いほど死亡リスクが上がる、という記事はググったら死ぬほどでてくるので命が惜しくば買いましょう!
Enjoy 昇降デスクLife!

読んでいただきありがとうございます! Twitterでもつぶやいています 👉 https://twitter.com/yutatatatata