貴方が無気力なのは貴方のせいではない

幼少の頃からだらしがない。気力が無い。覇気が無い。何も考えて無い。と散々親に言われてきました。

今だから言えます「それ、あなた達の育て方のせいですよ?」と

私の両親は、両人とも否定から入るクセを持っています。

例えば、歌番組などで流行りの歌手が出てくると「最近はこういうのが良いのね」と受け入れるのではなく「変なカッコ、馬鹿じゃ無い?歌もよく無い」など、とりあえず完全に否定します。

一時が万事そうで、幼少期に私が作った物、やったことに対してもまず否定から入ってきました。

幼児が一生懸命考えて作ったものに対して、褒めるよりも先に「ここが少しおかしい」「ここはもっとこうした方がいい」と口を挟むのです。はっきり言って余計なお世話です。

父親なんて「お前は馬鹿か?もっと頭を使わなくちゃよぉ」とか平気で言ってきましたね。

立派な言葉の暴力です。

不恰好でもいいじゃないですか。未熟だっていいじゃないですか。一生懸命考えながらやってるんですから。

私は、悔しいのに、悲しいのに、泣きたいのにヘラヘラ笑っていました。

多分、笑って受け止める事で心が過大に傷つくのを防いでいたのでしょう。

泣いたら泣いたで「男のくせにこんな事で泣くな、みっともない」とか言われたと思います。

そして、そんなことが日常茶飯事ですと子供はどんどん無気力になっていきます。

好奇心に駆られて何かを作っても、何かをやってもどうせ否定されて認めてもらえないんですから

自分の作るものに価値はない=自分に価値はない

という図式がいつのまにか出来上がってしまって、あらゆることにやる気を失っていきます。そこには、否定される恐怖も付き纏っています。

幼少期に親にかけられた呪いです。

今同じ思いで苦しんでいる方、はっきり言います。貴方は1mmも悪くありません。悪いのは毒親です。

貴方の無気力と正体不明の恐怖は、毒親からのプレゼントです。

そんなのいりませんよね。

もう少しまともな親の元に生まれたかった。





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