24新卒デザイナー4人が熱く語る!新卒デザイナー研修の学び
はじめに
皆さん、こんにちは!マネーフォワード24新卒デザイナーです。春の風に乗って5月初旬に24卒デザイナー研修が無事終わりました! 🎉
この記事では、新卒メンバー4人が研修中に直面した課題と、そこから得た気づき・学びについて熱く語ります。私たちの体験談が、これからマネーフォワードの26・27新卒にエントリーを検討されている方にとって、何かの参考になれば嬉しいです🌸
24新卒メンバーはこの4人。
研修の概要
概要
研修では自社アプリである、マネーフォワード MEの予算機能の改善を行いました!研修の目的はデザインからエンジニアリングまでの基礎知識を学び、タイムマネジメントやフィードバック収集を通して業務アサイン時の擬似体験をして新卒デザイナーとしての土台をつくることです。
事前の課題図書として以下2冊を読んでから研修に参加しました。
①「たたき台のキホン」
研修では、スピーディーにプロトタイプを作り検証を繰り返して改良していくために必要な考え方を学びました。
②「オブジェクト指向UIデザイン」
マネーフォワードが提供しているサービスは、様々なUIデザインによって形作られています。ユーザーにとってシンプルで使いやすいUIをデザインするために必要な、オブジェクト指向UIの知識を前もって学びました。
研修は4/22月〜5/14火の実働14日間で実施されました。
各研修ごとの課題と学び
与件整理・仮説設定
◇概要
このステージのゴールはマネーフォワード MEの予算機能を理解し、課題の解像度を上げることです。
UXの基礎からインタビュー質問設計のコツが満載な講義を受講しながら、PdMから与えられた情報を整理し、インタビューで自分の立てた仮説を確かめる作業を行いました。
◇みんなが感じた課題と解決策
ねるちゃん: 今回の研修では、あらかじめインタビュイーが選定されていたため、自分でターゲットのあたりをつけても大半がまったく属性の違う方でした。それゆえ、仮説検証的な質問設計ができず悩みましたが、探索型の設計へとシフトし、抽象的な質問を増やすことで、全ての方からの情報を活用できました。
そうやん:
研修の前半は構造化思考の手法に固執し、目的を見失ってしまい情報を機械的に処理していました。トレーナーとの日々の1on1を通して構造化思考を使う目的を明確にして、与件整理と仮説立案の本質に立ち返ることができました。
ガンちゃん:
インタビューするとき、ユーザーの「〇〇したい」に対して「なぜ」を聞きたくなるんですが、尋問みたいな感じで上手く本音を聞くことができませんでした。HOW軸を意識して、「どうやって」「どんな風に」「きっかけ」から始まる質問を設計すると、ユーザーの行動を引き出し、本質的なニーズに近づけることができました。ユーザーの行動はユーザーの心理を反映するものなので、ユーザーの行動を理解する上で価値マップのユーザーの心の声を解釈することも大変役にたちました。
ヨシヨシ:
研修の初期には、与件整理から仮説立案への流れが一直線のプロセスだと考えていましたが、その結果、仮説を立てる際に目的を見失い、解決策が本質から外れてしまっていました。しかし、仮説立案と与件への立ち返りを動的に行い、課題解決した先で得たいアウトカムを意識することで、目的達成のための具体的な方法を考えられるようになりました。
デザインスプリント
◇概要
このステージのゴールはインタビュー・ユーザビリティテストの結果に基づいて解決策のアイデアを考え、形にすることです。そして、そのスプリントを2度回すことで、スピードと質を両立しながら、UIデザインの精度を高めることを目指します。
◇みんなが感じた課題と解決策
ねるちゃん:
思考フェーズを切り上げて、はやく手を動かしたいという焦りのような感情がありましたが、研修中に教えていただいた氷山モデルを思い出し、デザインは表層以外が8割だと認識を改めることで、無駄な焦りをなくし、情報の整理が終わりまで思考を行うことで、その後の設計をスムーズに行うことができました。
そうやん:
デザインスプリントで探索型と検証型リサーチを混同し、ユーザー洞察の機会を失いかけてしまいました。ユーザビリティテストをインタビューに切り替えて、ユーザーのニーズに迫ることで本来の目的を達成し、適切なリサーチ方法の選択と目的意識が重要だと学びました。
ガンちゃん:
一番解決したいユーザー課題は何か。どんなソリューションならそれを解決できるのか。2回のユーザビリティテストを経て、この2つの問の解答を出さないまま、UI作成にすぐ飛び込んで非常に苦戦していました。その時に、UT結果を何度も構造化思考で整理し、たくさんのユーザーの声に優先度をつけて、このニーズを解決したら、一番インパクトが大きいじゃないかの仮説を整理した後、UI作業中に頭がスッキリしました。
ヨシヨシ:
ユーザビリティテストを実施するにあたり、一定以上のクオリティがないといけないという考えに囚われていたことから、アウトプットへのハードルが上がり手を動かせずにいました。しかし、トレーナーとの1on1を通じて、たとえ完璧でなくても成果を出しフィードバックを得ることの重要性に気づきました。その結果、立案した解決策に対して、自身では想定していない課題やメリットに気づくことができ、アウトプットへのハードルも下げることができました。
成果発表
◇概要
このステージのゴールは予算利用率の向上・新規ユーザーにとっての予算管理の難易度を下げることにつながるUIを提案することです。
PdM、CDOのセルジオさん、社内のデザイナーに向けて発表して各自フィードバックをもらいました。
◇みんなが感じた課題と解決策
ねるちゃん:
思考フェーズに時間をかけていた関係で、思考過程をどこまで簡潔に伝えるかといった点や、成果発表に参加するメンバーの前提知識などを踏まえ、どういった粒度で情報を整理するか悩みましたが、考えられるパターンについての叩き台を作成し、1on1などの時間で複数人に見せてFBをもらうことで整理しました。
そうやん:
成果発表の内容をブラッシュアップする効果的なフィードバックを得る方法に悩みました。テキストのみ、説明資料付き、スライド化といった異なる形式で、それぞれから得られるフィードバックの違いに気づきました。貰いたい内容に合わせて形式を選択することで、より効果的なフィードバックを集め、成果発表を改善する手がかりを得ることができました。
ガンちゃん:
発表スライドを準備した時、UIはあくまでツールだと気づきました。UIを通してどんな価値を届けたいのかを伝えるのを忘れがちで、単なる画面の説明になってモヤモヤしました。スライド作成を一旦やめて、作ったUIとそれぞれの画面はユーザーにとって何が嬉しいのか、どんな価値があるのかをいっぱい書き出してみました。言語化によって、画面の説明を超えて、よりソリューション提案に近いものができました!
ヨシヨシ:
4週間にわたる研修の中で得た多くの成果を、限られた発表時間で伝えることに難しさを感じて悩んでいました。しかし、発表の冒頭でキャッチコピーを用いて解決策の全体像を提示することで、発表を聞いてくださった方々にスムーズに内容を理解してもらうことができました。
まとめ
このように、私たちはそれぞれのフェーズで壁にぶつかりながらも、都度トレーナーや運営の方、23卒の先輩方に壁打ちの時間をいただいたり、講義の時間などを通じて、試行錯誤しながら充実した研修期間を過ごすことができました!
14日間の間、様々な形で研修に関わってくださった社内の方々、本当にありがとうございました!
研修を通じて得た学び・今後の意気込み
最後に、マネーフォワードでは26年新卒メンバーを募集しています!
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あなたのジョインをたのしみにお待ちしています🎉
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