1章 「幸せに生きる」とはなんだろう(2)
「衣食住」と自己決定
後で詳しくそれぞれについて詳しく書くけれど、人が「豊かに」生きるために必要な最小の要素は「衣食住」だと思います。
別に「高価(高級)なものを選べ!」というわけではなく、自分のお気に入りのもの(好きなもの)を選んだほうが良いのではないでしょうか。それはこの3要素は、もっとも生きることに近いところにあるのでは?と思っているからです。
衣服は、体毛が少ない人間には身を守るのに必須のものです。
それだけではなく、直接肌に触れるので素材によって着心地が異なるので、着る素材によってそのときの気分が変わります。
また、そのデザインによって自分の個性を出すことができるので、自分を認めてもらえる「承認欲求」を満たすことができます。
つまり人が感じる5つの感覚のうち聴覚、味覚以外の、視覚、嗅覚、触覚の3要素を満たすことができるのです。
次に「食」はについてですが、人間は食べることで生命を維持している生き物なので切り離すことができません。しかも、食べる行為だけで五感すべてを満たすことができるのです。
しかもその土地でとれる食料は、その土地の文化や風習の影響を大きく受けているから、食材や料理を知るだけでもその土地を知り、その土地の風土を感じながら心豊かに時を過ごすこともできるのです。
最後に「住」は、その土地や文化や社会(コミュニティ)に交じり生きていくことなので、その場所を選ぶということは「幸せに生きる」ためにとても重要な要素になります。
たとえば、自然が多いところが良いのか、交通の便が良いところが良いのかなどどの土地に住むことを選ぶかは、人が生きる時間の中で最も多くの時間を過ごすので、その人の人生が良いものだったと感じるかどうかという点においてもとても重要な要素だと思います。
もちろん災害等によってその土地に住めなくなることがありますが、それでも移住先を現在の日本ではできます。
人が豊かに、幸せに生きていくためには自分で選択をしていくことがとても重要だと感じています。
「幸せ」とは「感じること」なので、そう思うのはその人だけの価値観でしか測れないと思っているからです。
しかし、「好き・嫌い」だけで選択できる出来ことなら良いですが、長い人生の中で時にはその選択が「(その人にとって)良いか・悪いか」(「正しいか・正しくないか)を選択しなければならない場面があります。(たとえば、進路を選択するときなど)その時には、選択するためにはその測る素になる「知識」「経験」が必要になります。
何のために「知識」「経験」を得るのか(勉強するのか)と問われれば、その答えは、そういった「(その人にとって)良いか・悪いか(正しいか・正しくないか)」という選択をしなければならない場面で、その選択をその先の未来の自分が後悔することなく「人生を幸せに、豊かに生きるためだ」と答えます。
だって、その判断をするのは未来の自分なのですから。
その判断は「自分以外の誰か」ではないんですよね。
その時の答えを誰かに委ねたとしても、その結果自分の思うような結果ではなかったとしても、全部「自分のこと」なのだと思うのです。
だから、「幸せに生きる」上で重要な要素だと思う「衣食住」は特に大切に選択して自分が決めることが良いのだと思います。
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